日比谷「トラさん」で北山宏光、多部未華子らヒット御礼挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年2月27日】中堅映画配給会社のショウゲート(港区赤坂5-3-1)は3月5日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「トラさん-僕が猫になったワケ」の大ヒットを記念して北山宏光さん、多部未華子さんらによる御礼の舞台あいさつを開く。

現在、一般公開中の「トラさん-僕が猫になったワケ」((C)板羽皆/集英社・「トラさん」製作委員会)。

2月15日から一般公開され、映画興行ランキングによると、16日、17日の初週ではトップ10内にランキングされていないが、ショウゲートは3月5日18時30分の回上映前に「大ヒット」の御礼舞台あいさつを開くことにした。

監督の筧昌也(かけひ・まさや)さんをはじめ、主人公のマンガ家で交通事故死し、猫の姿で厳正に現世に戻る「高畑寿々男/トラさん」役の北山宏光(きたやま・ひろみつ)さん、その妻の「高畑奈津子」役の多部未華子(たべ・みかこ)さんが舞台に登場して「大ヒット」の御礼のあいさつをする。

「トラさん」はマンガ家の板羽皆(いたば・みな)さんが「月刊ユー(YOU)」(集英社)に2014年1月号から2018年11月号まで連載し、同誌の休載後は「ココハナ(Cocohana)」(集英社)で2019年1月号から連載しているマンガが原作で、ジャニーズ事務所のアイドルグループ「キスマイフットツー(Kis-My-Ft2)」が主題歌を歌っており、メンバーの北山宏光さんが主演している。

物語は売れないマンガ家で、酒とギャンブルに溺れる高畑寿々男が競輪で大勝ちして喜び勇んだ帰り道、交通事故であっけなく死んでしまうところからはじまり、死んだ人間が面接を受け、次の命が決められる「関所」にやってきた寿々男は、自分の本当の心を見つめ直すため、1カ月間限定で家族のもとに戻される執行猶予の判決を受ける。しかし、それには「猫の姿」でという条件が付いていた。

ウイキペディアによると、筧昌也さんは1977年東京都西東京市生まれ、日本大学芸術学部映画学科を卒業、14歳で「妖怪のいる街」でビッグコミックスピリッツ月例新人奨励賞、講談社の「ちばてつや賞」に入選した経験があり、大学時代に「スクラップ」と「ハライセ」と2本の自主制作映画で、いずれもゆうばり映画祭に入選、卒業後、映像制作会社でCGと映像編集関連の技術を習得した。

退社後、モーショングラフィック、アニメーションの制作を中心に活動、2003年に自主映画「美女缶」でゆうばり映画祭03オフシアター部門グランプリ、ぴあフィルムフェスティバル03企画賞、みちのく国際ミステリー映画祭03角川オフシアター・コンペティショングランプリなどを受賞し、2004年に劇場公開した。2005年に「美女缶」を「世にも奇妙な物語 ’05春の特別編」としてセルフリメイクした。

2006年に小説版「美女缶」も発表し、2008年に自主作品として制作していた短編「ロス:タイム:ライフ」がフジテレビでオムニバス連続ドラマ化、自ら原案、総監督、演出として参加し、「スウィート・レイン(Sweet Rain)死神の精度」で劇場用長編映画監督としてデビューした。

チケットはチケットぴあを通じて、先行プレリザーブ(先行抽選販売)を販売中で3月1日11時締め切り。2日10時から一般発売する。料金は2000円均一。