日比谷「グリーンブック」ファレリー監督と松下奈緒が挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年3月1日】中堅の映画配給会社のギャガ(港区南青山2-22-8、TYビル)は3月3日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「グリーンブック」の公開記念舞台あいさつを開く。

3月1日から一般公開される「グリーンブック」((C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC.All Rights Reserved.)。

3日15時10分の回上映終了後に、監督のピーター・ファレリー(Peter Farrelly)さんと女優の松下奈緒(まつした・なお)さんが舞台に登場してあいさつする。

「グリーンブック」はアメリカのコメディ映画で、監督・脚本(共同)はピーター・ファレリーさん、主演はヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen)さんで、人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を実話をもとに描き、2019年の第91回アカデミー賞では、作品賞、助演男優賞、脚本賞の3部門で受賞した。

物語は1962年が舞台で、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。

黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。

ウイキペディアによると、ピーター・ファレリーさんは弟のボビー・ファレリー(Bobby Farrelly)さんとの実の兄弟の映画監督で、一貫して過激で馬鹿馬鹿しくも愛すべきコメディを撮っている。最近の作品では笑えて感動する、いわゆるロマンティックコメディが多い。1956年ペンシルベニア州フェニックスヴィル生まれ、ロードアイランド州カンバーランドで育ち、ケント・スクールとプロビデンス大学を卒業、マサチューセッツ大学アマースト校やコロンビア大学で脚本を勉強した。

その後、弟のボビーさんと共に1996年に「キングピン/ストライクへの道」、1998年に「メリーに首ったけ」、2000年に「ふたりの男とひとりの女」、2001年に「ジム・キャリーはMr.ダマー」、2001年に「愛しのローズマリー」、2003年に「ふたりにクギづけ」、2005年に「2番目のキス」などを監督・脚本・制作した。

2016年に30分のコメディ「ラウダーミルクの人生やり直し手伝います」シリーズ化が決定し、2018年には第2シーズンの更新が発表された。2018年に「グリーンブック」がトロント国際映画祭で観客賞を獲得した。

チケットはパソコンなどですでに販売中で、劇場窓口でも販売している。料金は一般1800円、大・専門学生1500円、高校生・3歳以上中学生まで、障がい者1000円、シニア1100円。