「嫌がらせ弁当」、篠原涼子、芳根京子ら初日挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年6月20日】中堅映画配給会社のショウゲート(港区赤坂5-3-1)は6月28日からTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で一般公開する「今日も嫌がらせ弁当」の初日に、篠原涼子さん、芳根京子さんらによる舞台あいさつを開く。

6月28日から一般公開される「今日も嫌がらせ弁当」((C)2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会)。

28日16時の回上映終了後と19時10分の回上映前に、監督の塚本連平(つかもと・れんぺい)さんをはじめ、主人公でシングルマザー「持丸かおり」役の篠原涼子(しのはら・りょうこ)さん、かおりの次女「持丸双葉」役の芳根京子(よしね・きょうこ)さん。

グラフィックデザイナー「岡野信介」役の佐藤隆太(さとう・りゅうた)さん、かおりの長女「持丸若葉」役の松井玲奈(まつい・れな)さん、双葉の幼馴染「山下達雄」役の佐藤寛太(さとう・かんた)さん、主題歌「楽しもう」を歌う「フレンズ」(16時の回のみ)が舞台に登場してあいさつする。

「今日も嫌がらせ弁当」は主婦のKaori(ttkk)さんのブログ・エッセイ「ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」(月間約350万アクセス)から、特に反響の大きかった弁当と日記を抜粋して、2015年に同じ題名の本(三才ブックス)にまとめ、累計20万部を突破した作品が原作で、ブログはアメーバ(Ameba)ブログ「デイリー総合ランキング」1位になった。

内容は著者の娘が高校入学と同時に反抗期となり、生意気な態度や無視を繰り返すのに対して、著者が娘に対して卒業までの3年間にわたり、「嫌がらせ弁当」で反撃する話だ。

物語は自然と人情が豊かな八丈島で、次女の双葉と暮らしているシングルマザーの持丸かおりだが、幼いころは「大人になったらお母さんと一緒にレストランをやる」と言っていた双葉も、最近ではすっかり反抗期に突入した。

生意気な態度で何を聞いても返事すらしない娘への逆襲にと、かおりは双葉の嫌がる「キャラ弁」を作り続ける。だが、やがてそのお弁当は、会話のない娘への大切なメッセージへと変わっていく。

ウイキペディアによると、塚本連平さんは1963年岐阜県土岐市生まれ、1986年に日本大学芸術学部映画学科監督コースを卒業、主に映画、テレビドラマの監督、脚本家としても「時効警察」などのドラマに参加している。映画「かづら」では共同脚本、企画プロデューサーとしてもドラマ、映画、情報バラェテイにも携わる。

1996年に「寝ないで超Z級映画」で演出デビュー、世界のジャンル映画、アホ映画のマニアでもあり、「Z級映画」の名付け親でもある。2004年に「ゴーストシャウト」で監督を手がけ、2005年に「着信アリ2」や2008年に「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」、2009年に非女子図鑑「死ねない女」、2010年に「かずら」、2018年に「レオン」などを監督している。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を販売中で、21日11時締め切り。22日10時から一般発売する。料金は全席指定で2100円均一。