東映「カツベン」ヒット記念、成田凌、黒島結菜ら御礼挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年12月18日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は12月23日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「カツベン!」の「大ヒット御礼舞台あいさつ」を開く。

現在、一般公開中の「カツベン!」((C)2019「カツベン!」製作委員会)。

「カツベン!」は12月13日から全国301スクリーンで公開し、初週で8位にランクされた。これを記念して、23日18時の回上映前に、監督の周防正行(すお・まさゆき)さんをはじめ、活動弁士を夢見る青年「染谷俊太郎」役の成田凌(なりた・りょう)さん、女優をめざしている俊太郎の初恋の女性「栗原梅子」役の黒島結菜(くろしま・ゆいな)さんが舞台に登場して、「大ヒット」の御礼あいさつをする。

「カツベン!」は周防正行さんの「舞妓はレディ」(2014年)以来、5年ぶりに監督したオリジナル映画で、主演とヒロインは男女100人ずつのオーディションの上で決定した。作品は今からおよそ100年前、「映画(活動写真)」がまだサイレントでモノクロだった頃の話で、日本では楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語をつくりあげ、観客たちを映画の世界に誘い、熱狂させる「活動弁士」、通称“活弁”(カツベン)を描いている。

物語は当時の人気職業であった活動弁士を夢見る俊太郎が、小さな町の閑古鳥の鳴く映画館・青木館に流れ着いたところからはじまる。隣町にあるライバル映画館に人材も取られ、客足もまばらな青木館にいるのは、人使いの荒い館主夫婦、傲慢で自信過剰な弁士、酔っぱらってばかりの弁士、気難しい職人気質な映写技師とクセの強い人材ばかり。

雑用ばかりを任される毎日を送る俊太郎の前に、幼なじみの初恋相手、大金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察などが現れ、俊太郎はさまざまな騒動に巻き込まれていく。

チケットはチケットぴあを通じて19日10時から一般発売し、料金は全席指定で2000円均一。