丸善日本橋で吉川照美、藤田美賀、米崎樹美らテディベア展

【銀座新聞ニュース=2020年11月30日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は12月1日から6日まで3階ギャラリーで「スペシャルクリスマス テディベア展 Part3」を開く。

丸善・日本橋店で12月1日から6日まで開かれる「スペシャルクリスマス テディベア展 パート(Part)3」に出品されるテディベア。

2018年、2019年に続いて、30人の「テディベア」日本人作家とアンティーク店が集結し、手作りのテディベア展を開く。

出品するのは、吉川照美(よしかわ・てるみ)さん、市川和子(いちかわ・かずこ)さん、粕谷育代(かすや・いくよ)さん、後藤千晶(ごとう・ちあき)さん、ふじた理恵(りえ)さん、深田日実子(ふかだ・ひみこ)さん、樋口こ春(ひぐち・こはる)さん、菅原浩美(すがわら・ひろみ)さん、浜口美保(はまぐち・みほ)さん、藤田美賀(ふじた・みか)さん。

畑尾洋子(はたお・ようこ)さん、永井順子(ながい・じゅんこ)さん、金井二一奈(かない・にいな)さん、古池晴美(ふるいけ・はるみ)さん、ボンボン(Bon Bon)まーちぃ(浜上雅恵=はまがみ・まさえ)さん、米崎樹美(よねさき・じゅみ)さん、銀座のアンティーク店「スプートニクプラス(SPUTNIK PLUS)」などが参加する。

ウイキペディアによると、「テディベア」を最初に商品化してシュタイフ社はドイツのマルガレーテ・シュタイフ(Margarete Steiff、1847-1909)が1877年に設立した「フェルト・メール・オーダー・カンパニー」が最初で、1880年にマルガレーテが義妹へのプレゼントとして贈ったゾウの針刺しが評判を呼び、販売したところヒット商品となり、会社「マルガレーテ・シュタイフ」を設立した。

1902年に甥のリヒャルト・シュタイフ(Richard Steiff、1877-1939)のスケッチをもとにモヘアを使用して熊の人形(ベア)を制作、胴と手足が糸製の「ジョイント」と呼ばれる構造で接続され、手足が稼働するようにした。

「マルガレーテ・シュタイフ」社が1902年に商品化した「ベア」の人形を1903年にモヘアを使用して熊の人形「55PB」としてライプチッヒの見本市に出展した。

ところが、毛が生えたモヘア製で、大きくて重く、値段も高く、まったく人気がなかった。しかし、アメリカのバイヤーが3000体を発注、この熊がアメリカに渡り、セオドア・ルーズベルトに贈られ、晩さん会のテーブルディスプレイに使われ、アメリカで大ブームを巻き起こした。

一方で、1902年の秋にセオドア・ルーズベルトが趣味の熊狩りに出掛けたが、獲物をしとめることができず、そのときに、同行していたハンターが年老いたメス熊(一説には傷を負った子熊とも)を追いつめて最後の一発を大統領に頼んだが、セオドア・ルーズベルトは「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神にもとる」として撃たなかった。

このことが同行していた新聞記者によって新聞に掲載され、このエピソードにちなんで1903年にバーモント州のおもちゃメーカーが熊のぬいぐるみにセオドア・ルーズベルトの愛称である「テディ」と名付けて発売し、同じ頃にシュタイフ社の熊の縫いぐるみがアメリカに輸入され、この名前が広まったとされている。このため、セオドア・ルーズベルトの誕生日である10月27日は「テディベアの日」となっている。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)まで。入場は無料。抽選販売については12月1日から6日15時まで店頭で申し込む。また、電話でも12月2日から6日の9時30分から19時(最終日は13時)まで受け付ける。Eメールも12月1日から5日24時まで受け付ける。

抽選結果は、会期終了後、当選者にのみ連絡する。購入希望者は第1希望から第3希望まで申し込めるが、申し込みは1回のみ。