銀座ブロッサムで飢餓海峡、白い巨塔など社会派映画を上映

【銀座新聞ニュース=2012年1月3日】銀座ブロッサムホール(中央会館、中央区銀座2-15-6、03-3542-8585)は2012年1月7日と1月8日の2日間、「昭和ベストシネマ」を開催する。

文化庁と東京国立近代美術館フィルムセンターが1989年度から進めている「優秀映画鑑賞推進事業」の一環として、銀座ブロッサムホールが主催する形で、「張込み」(1958年、監督は野村芳太郎=のむら・よしたろう、1919-2005=)、「飢餓海峡」(1964年、監督は内田吐夢=うちだ・とむ、1898-1970)、「黒い画集-あるサラリーマンの証言」(1960年、監督は堀川弘通=ほりかわ・ひろみち=さん)、「白い巨塔」(1966年、監督は山本薩夫=やまもと・さつお、1910-1983=)の社会派ミステリー4作品(いずれも白黒)を上映する。

「張込み」は1955年に月刊誌「小説新潮」(新潮社)に掲載された松本清張(まつもと・せいちょう、1909-1992)の短編小説を、橋本忍(はしもと・しのぶ)さんが脚色、野村芳太郎が監督し、高峰秀子(たかみね・ひでこ、1924-2010)が熱演した。

「飢餓海峡」は週刊誌「週刊朝日」(朝日新聞社)に連載された水上勉(みなかみ・つとむ、1919-2004)による長編推理小説が原作で、三国連太郎(みくに・れんたろう)さんと左幸子(ひだり・さちこ、1930-2001)が好演した。

「黒い画集-あるサラリーマンの証言」は松本清張の短編集「黒い画集」の中の1編「証言」を、橋本忍さんが脚色し、堀川弘通さんが監督し、徐々に追い込まれていくサラリーマンの恐怖を演じた小林桂樹(こばやし・けいじゅ、1923-2010)の演技が見所だ。

「白い巨塔」は山崎豊子(やまざき・とよこ)さんの小説が原作で、橋本忍さんが脚本を担当し、1950年代に独立プロダクション運動などの活躍した山本薩夫が監督し、大学医学部の野心的な助教授を演じた田宮二郎(たみや・じろう、1935-1978)の代表作となっている。

開演時間は各日とも10時と13時。料金は全席自由で、2日間通しが前売り1000円、当日1200円。当日1回券が500円。(2012-01-03)