ギャルリー志門で安藤栄作彫刻展、平櫛田中賞受賞記念

【銀座新聞ニュース=2017年11月26日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は11月27日から12月9日まで「ギャルリー志門30周年記念特別企画」の第15弾として、安藤栄作さんによる彫刻展を開く。

ギャルリー志門で11月27日から12月9日まで「ギャルリー志門30周年記念特別企画」の第15弾として開かれる安藤栄作さんの彫刻展のフライヤー。

ギャルリー志門は1987年1月に創業し、同年12月に法人化し、現在、代表取締役を谷田部美子(旧姓深井、やたべ・よしこ)さんが務めている。また、画廊の中には、カウンターを設置して、「ギャラリーバー(BAR)」としてアルコール類を飲めるようにしてある。

設立30年を記念して、1月から12月まで毎月、記念展を企画しており、その第15弾として、彫刻家の安藤栄作(あんどう・えいさく)さんが新作を中心に展示する。

安藤栄作さんは岡山県井原市が主催する日本の木彫作家を対象とした2017年の「第28回平櫛田中(ひらくしでんちゅう)賞」の受賞者に選ばれている。そのため、今回はその受賞記念展となる。

「平櫛田中賞」は岡山県井原市生まれの彫刻家で、東京美術学校(現東京芸術大学)教授をも務めた平櫛田中(ひらくし・でんちゅう、1872-1979)の業績を表するために1974年に創設されたもので、井原市が受賞者を選び、井原市の「市立田中美術館」が展示会を開いている。

安藤栄作さんは1961年東京都墨田区生まれ、1986年に東京芸術大学彫刻科を卒業、1988年にギャラリーKで個展を開き、1990年に福島県いわき市の山間部に移り住み、1991年に彫刻の制作と並んで、パフォーマンスをはじめ、2008年にいわき市の海辺部に自宅兼アトリエを移し、2011年に東日本大震災で自宅兼アトリエが津波で流され、奈良県明日香村に移り、その後、天理市に移り、同年に絵本「あくしゅだ」を刊行している。妻の長谷川浩子(はせがわ・ひろこ)さんも彫刻家として制作している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。