ロイヤルパーク・桂花苑で広東料理フェア、有本料理長コース

【銀座新聞ニュース=2021年1月2日】不動産業界国内2位の三菱地所(千代田区大手町1-1-1、大手町パークビル、03-3287-5100)グループのホテル事業統括会社「ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ」が運営するロイヤルパークホテル(中央区日本橋蛎殻町2-1-1、03-3667-1111)は1月4日から2月28日まで地下1階の中国料理「桂花苑」で「広東料理フェア」を開く。

ロイヤルパークホテルの「桂花苑」で1月4日から2月28日まで提供される「広東料理フェア」のコース。

7月1日から桂花苑の料理長、有本大作(ありもと・だいさく)さんが「奏でる中国四大料理の旅」を開いており、7月から8月31日までの第1弾(第一節)「四川料理」に続き、第2弾(第二節)として9月から10月31日まで「上海料理フェア」、第3弾(第三節)として11月から12月30日までが北京料理、第4弾(第四節)として新年から2月末まで広東料理フェアを開く。

広東料理はコースで提供し、前菜盛合せ、 金華ハムにより旨味が増す塩漬け豚と干し貝柱を乾煎りして粉末にしたものを合わせ、手間暇かけて作り上げる上湯スープで仕上げた「フカヒレの姿煮・キヌガサ茸添え」、高級素材である金華ハムを使った「金華ハム入り白身魚のスチーム 野菜添え」、煮込んだエゾアワビに軽くボイルして焼いた帆立貝と、赤カブと広東白菜を合わせた「帆立貝とエゾアワビの蝦子(えびこ)煮込み」。

さらに、「和牛と青葱のスパイシー炒め」や「海老入りXO醤の炒飯」、デザートとして「杏仁豆腐ムース仕立て 」を提供する。

ウイキペディアなどによると、世界3大料理のひとつである中華料理は中国でもっとも一般的な区分法は「中華八大料理(八大菜系)」で、山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、福建料理、広東料理、湖南料理、四川料理を指す。日本では、主に山東料理(北京料理)、江蘇料理(上海料理)、広東料理、四川料理に分類されている。

広東料理は中国南部の広東省、香港、マカオ及び海外の広東系住民の居住地区で食べられている料理のことで、潮州料理から取り入れられたフカヒレやツバメの巣を始め、貝柱、カキ、ヒラメの干物など、海産の乾物のうま味をとりいれ、総じて薄味で、素材のうま味を生かす料理が多い。

調味料として砂糖、塩、コショウ、醤油、米の醸造酒とスープを用い、ショウガ、ネギで風味を加え、油や水溶き片栗粉で照りを加える。他に食材に合わせて、オイスターソース、XO醤、魚醤、蝦醤、酢、ニンニク、腐乳、八角、豆豉なども用いられる。海鮮や高級食材を多用することから高価な料理もある。

また、「広東人は飛ぶものは飛行機以外、泳ぐものは船や潜水艦以外、四つ足は机と椅子以外、二本足は人間以外なんでも食べる」などと言われるほどさまざまな物を食材に使用している。

有本大作さんは高校卒業後、香港で5年間、修業し、1989年にロイヤルパークホテル開業時に入社、「桂花苑」で料理を担当し、2017年4月に「桂花苑」の料理長に就任した。現在、日本中国料理協会の支部長も務めている。中国料理歴は38年以上になる。

営業時間は昼が11時30分から14時30分、夜が17時30分から21時。料金は1人1万5730円(税、サービス料込み)。