山野楽器で樹原涼子が「二段階指導法」公開レッスン

【銀座新聞ニュース=2012年3月23日】山野楽器銀座本店(中央区銀座4-5-6、03-3562-5051)は3月26日11時から7階イベントスペース「ジャムスポット(JamSpot)」で樹原涼子さんによるピアノ公開講座を開催する。

ピアノ奏者で独自の指導法に基づいた「ピアノランドセミナー」を運営する樹原涼子(きはら・りょうこ)さんが開く公開レッスンで、「必ず成功する二段階導入法の教え方-はじめからプロの音」と題して、樹原涼子さんが音楽大学で普及しつつある「二段階導入法」についてピアノの指導者、ピアノ愛好家、生徒の保護者を対象にして具体的に解説する。

「二段階導入法」とは第1段階ではピアノを弾かせないで、ピアノを弾くためのあらゆる準備を整え、第2段階でそれをいかして、はじめからきれいにピアノを弾かせるという方法だ。

従来は、趣味で習う生徒とプロを目指す生徒には、別の教育法が必要とされてきたが、樹原涼子さんはどちらの生徒にもピアノを好きにさせることと、一生使える基礎を教えることにおいて変わりはなく、習熟に要する時間のかけ方と追求の度合いに違いがあるだけで、ピアノ奏法の基礎には区別はない、としている。

当日は「プレ・ピアノランド1、2、3」と「ピアノランドたのしいテキニック中」、「ピアノランド1、2、3」をテキストとして使用する。

樹原涼子さんは熊本県熊本市生まれ、武蔵野音楽大学器楽学科ピアノ専攻を卒業、1991年より連弾の手法を用い、歌詞でイメージを広げ、子どもたちの音楽性と演奏技術を開発するメソッド「ピアノランド」を発表した。

現在、全国で「ピアノランドセミナー」を開催、「マスターコース」では指導者の育成を、「ピアノランドスクール」では子どもたちを指導している。そのかたわら、ピアノ曲、ゲーム音楽、CMなどの作曲や編曲などを手がけている。

著書に「ピアノランド1から5」や「ピアノランドたのしいテクニック上・中・下」などがあり、2002年に「プレ・ピアノランド」シリーズを刊行している。

時間は11時から13時で、聴講料は一般3000円、会員2500円。問い合わせ。予約は山野楽器本店ピアノフロア(03-5250-1058)まで。