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【銀座新聞ニュース=2013年2月18日】リクルート(千代田区丸の内 1-9-2、グラントウキョウサウスタワー、03-6835-1111)が運営する「クリエイションギャラリーG8」(中央区銀座8-4-17、リクルートギンザ8ビル1階、03-3575-6918)は2月19日から3月21日まで山口信博さんと折形デザイン研究所による「伊勢貞丈『包之記』の研究」を開催する。
江戸時代の有職故実(ゆうそくこじつ)研究家、伊勢貞丈(いせ・さだたけ、1718-1784)が包み方と結び方についてまとめた著書「包結図説(ほうけつずせつ)」は上巻「包之記(つつみのき)」と下巻「結之記(むすびのき)」で構成されている。
グラフィックデザイナーの山口信博(やまぐち・のぶひろ)さんと、山口信博さんが主宰する「折形デザイン研究所」(港区南青山4-17-1、03-5413-6877)が「包之記」について、省略されている手順をダイアグラム化し、それを通して思考の原理や原形、文化的無意識を読み解くという試みによって描いた作品を展示する。
「包結記」は伊勢貞丈が1759年にまとめ、1764年に内容が追加され、1840年に「包結図説」という表題で、上下2巻本として出版された。
上巻の「包之記」は23種の折形が図入りで紹介されており、そのほとんどが見開きに完成図と展開図が示されているだけで、完成と展開の間にある手順が省略されている。山口信博と「折形デザイン研究所」では2001年から「包之記」を研究している。
山口信博さんは1948年千葉県生まれ、1974年に桑沢デザイン研究所を中退、「コスモPR」を経て、1979年に山口デザイン事務所を設立、2001年に折形デザイン研究所を立ち上げている。
19日19時10分から山口信博さんと家具デザイナーで武蔵野美術大学教授の小泉誠(こいずみ・まこと)さんによるトークショーを開く。
3月2日17時30分から山口信博さんと人類学者の石倉敏明(いしくら・としあき)さんによるトークショーを開く。
16日17時30分から山口信博さんと塗師(ぬりし)で「うるし工房 有限会社ぬりもの」(石川県輪島市三井町内屋ハゼノキ75、0768-26-1922)を主宰する赤木明登(あかぎ・あきと)さんによるトークショーを開く。
小泉誠さんは1960年東京都生まれ、1990年に「コイズミスタジオ」を設立、はし置きから建築まで生活に関わるすべてのデザインを手がけ、2003年に東京・国立市に「こいずみ道具店」を開店、2007年に富山県大山地区「木と出会えるまちづくり」委員長、JCDデザイン賞委員長、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。
石倉敏明さんは1974年東京都生まれ、、1997年よりインドやネパールで「山の神」神話調査を実施し、2004年より大聖坊(羽黒山)の山伏体験をはじめ、2005年より多摩美術大学芸術人類学研究所の設立準備に携わり、2006年に同研究所開設よりプロジェクトに関わり、2009年4月より多摩美術大学芸術人類学研究所助手。
赤木明登さんは1962年岡山県金光町生まれ、1985年に中央大学文学部哲学科を卒業、世界文化社に入社、「家庭画報」編集部、1987年に日本橋高島屋で漆工芸家の角偉三郎(かど・いさぶろう、1940-2005)展を見て、輪島に角さんを訪ね、1988年に世界文化社を退職、輪島に移り、1989年に輪島塗下地職人・岡本進(おかもと・すすむ)さんに弟子入り、1994年に独立し、和紙を貼った独自の漆器づくりをはじめる。
1997年にドイツ国立美術館「日本の現代塗り物十二人」に選ばれ、2000年に東京国立近代美術館「うつわをみる-暮らしに息づく工芸」に招待出品し、ヨーロッパ最大のデザインミュージーアム、「ピナコテーク・デア・モデルネ(バイエルン州立応用芸術美術館)」に作品が収蔵されている。
また、山口信博さんと折形デザイン研究所による折形ワークショップを開く。
2日、9日、16日の13時と15時から開催する。定員が8人で、材料費が1000円。
開場時間は11時から19時まで。日曜日、祝日は休館。入場は無料。トークショー、ワークショップとも事前の予約(03-6835-2260)が必要で、ワークショップについてはすでに締め切っている時間もある。トークショーは無料。
