丸善日本橋で古山浩一が万年筆画展、清水茂樹、田中晴美とトークも

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【銀座新聞ニュース=2013年2月24日】丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は2月27日から3月5日まで3階ギャラリーで古山浩一さんによる「万年筆絵画の世界展」を開催する。

丸善・日本橋店で2月27日から3月5日まで開催される古山浩一さんの「万年筆絵画の世界展」に展示される作品。

2011年から3年続けて、万年筆を使って絵を描く古山浩一(ふるまや・こういち)さんの作品を展示販売する。

古山浩一さんは1980年代から万年筆を使用して描いた作品を発表しており、同時に万年筆の収集や手作り職人を尋ね歩いた記録を書籍として刊行している。

古山浩一さんは1955年東京都生まれ、筑波大学大学院芸術専攻を修了、1985年から2000年まで毎年、独立展に出品、1985年から2001年まで毎年、上野の森美術館大賞展に出品しており、1986年、1990年に上野の森美術館大賞展で佳作賞、2000年に独立展で新人賞を受賞している。

1991年に日仏現代美術展で大賞、1994年に日仏現代美術展・エコール ナショナル シュペリオール デ ポザール賞で第1席、1997年に昭和シェル石油現代美術展などに出品している。現在、上野の森美術館アートスクール銀座教室で毎週火・水曜日の夜間コースで指導している。

27日、28日、1日、4日の15時から16時まで古山浩一さんによる万年筆画教室を開く。材料費として2520円かかる。事前の予約(03-6214-2001)が必要。

3日14時から古山浩一さんと文房具の専門誌「趣味の文具箱」(えい出版)の編集長、清水茂樹(しみず・しげき)さんによるトークショーを開く。ゲストとして、「有限会社万年筆博士」(鳥取県鳥取市栄町605、0857-22-3630)の元職人、田中晴美(たなか・はるみ)さんが出演する。

清水茂樹さんは1965年福島県会津若松市生まれ、えい出版社の第1編集局でカメラ誌「カメラマガジン」や「F5.6」と「趣味の文具箱」の編集を経て、現在、「趣味の文具箱」の編集長。

田中晴美さんは1937年鳥取県岩美郡生まれ、1952年に万年筆博士に入社、万年筆の修理職人からオーダー万年筆作りに専念、2011年に勤続59年で引退する。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。入場は無料。