ガレリア銀座で多摩美出身版画展、第1弾が岡田育美と堀内萌

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【銀座新聞ニュース=2013年2月23日】ガレリア・グラフィカ(中央区銀座6-13-4、銀座S2ビル2階、03-5550-1335)は2月25日から3月2日まで1階ビス(bis)で岡田育美さんと堀内萌さんによる木版画展を開催する。

ガレリア・グラフィカで2月25日から3月2日まで開催される木版画展に展示される堀内萌さんの「光の音」(2010年、リトグラフ)。

25日から3月16日まで3週にわたって、多摩美術大学を2012年3月に卒業した5人が版画展を開く。その第1弾が岡田育美(おかだ・いくみ)さんと堀内萌(ほりうち・もえ)さんで、岡田育美さんは「花のような、水のような、そんな姿をした心の中に浮かびあがる一瞬の感情たち。その感情たちを版画特有の『版を重ねる』という行為で少しずつたぐりよせるように画面に起こし」たとしている。

堀内萌さんは「自分の中に引っかかる感情や、切り取りたいと思った、人の一瞬の表情、また、逆にそれらの情報を邪魔に感じ、それを切り取って、人を描いてい」るという。

岡田育美さんは1988年千葉県生まれ、2012年に多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻を卒業、在学中の2010年に第16回鹿沼市立川上澄生(かわかみ・すみお、1895-1972)美術館木版画大賞展で入選、第78回日本版画協会展A部門で入選し、2011年に第11回浜松市美術館版画大賞展で入選、第17回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展で入選、第7回飛騨高山現代木版画ビエンナーレで入選、第79回日本版画協会展A部門入選、第8回高知国際版画トリエンナーレ展で土佐和紙賞を受賞した。

同年に第5回山本鼎(やまもと・かなえ、1882-1946)版画大賞展で入選、2012年に第62回モダンアート展で入選、6月に「版画フォーラム2012-和紙の里ひがしちちぶ展」で東秩父村議会議長賞を受賞した。現在、多摩美術大学大学院美術研究科版画領域1年に在籍中。

堀内萌さんは1987年群馬県生まれ、2012年に多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻を卒業、在学中の2010年にあおもり国際版画トリエンナーレ2010で入選、2011年に第79回日本版画協会展A部門で入選している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)まで、日曜日、祝日は休廊。入場は無料。