【銀座新聞ニュース=2025年9月11日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)はこのほど、8月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比153.2%増の270億5917万円で、3カ月続けてプラスになったと発表した。

7月18日から一般公開されている「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」((C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)は、興行通信社によると、9月7日までの累計で興行収入が314億円、観客動員数が2200万人で8週連続で1位となっている。「『鬼滅の刃』無限列車編」が公開59日間で突破した興行収入300億円も、今回は公開46日間で達成した。
8月は例年、100億円前後と毎年最大の需要期で、2013年が113億円、2014年が120億円、2015年が111億円、2016年が104億円、2017年が80億円、2018年が123億円、2019年が115億円で推移してきた。しかし、新型コロナの感染拡大により、2020年が89億円、2021年が76億円と2年連続で100億円を割り、さらに2022年8月は42億円と50億円を割っていた。
2023年は3月13日からマスク着用が個人判断となり、5月8日からコロナ感染症が2類からもっとも軽い5類に移行したこともあり、ほとんどの規制がなくなり、8月は100億円には届かなかったものの、前年の倍増の91億円だった。2024年8月は106億円と5年ぶりに100億円を超えた。
2025年は7月18日から一般公開した「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」が8月31日までの興行収入が299.8億円に達した。
東宝によると、これまで単月としては2020年10月26日に公開された「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が寄与した2020年10月の165億9585万円が過去最高だったが、7月に225億円に達して過去最高記録を塗り替え、8月は270億円と7月の成績も抜いて単月として歴代最高となった。
また、年間興行成績は2024年の913億4100万円が過去最高だったが、2025年は8月までの8カ月間で前年同期比33.9%増の981億1320万円となり、2024年の年間成績も上回り、歴代最高となった。
一方、TOHO(トーホー)シネマズ、東京楽天地など連結会社の東宝グループの映画館の8月の興行収入は同48.2%増の105億8310万円と4カ月続けてプラスとなった。東宝によると、グループの映画館の興行収入は過去最高だった2019年8月の101億0900万円を上回って8月としても、単月としても歴代最高を記録した。TOHOシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員については公表するのを止めている。
新たに8月に公開されたのは、1日に公開された「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」、8日に公開された「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」、22日に公開された「隣のステラ」、29日に公開された「8番出口」の4本だった。
興行通信社の映画興行ランキングによると、1日から3日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座(あかざ)再来」が3週目も1位、「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」が初週で2位、「国宝」が9週目で3位、とトップ10入りは前週と同じく3本で、1位から3位を独占した。
8日から10日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」が4週目も1位、「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」が2週目で3位、「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」が初週で4位、「国宝」が10週目で5位、と、トップ10入りは前週より1本増えて4本だった。
15日から17日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」が5週目も1位、「国宝」が11週目で3位に再浮上し、「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」が3週目に4位、「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」が2週目に5位と、トップ10入りは前週と同じく4本だった。
22日から24日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」が6週目も1位、「国宝」が12週目で2位に再浮上し、「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」が4週目も4位、「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」が3週目も5位、「隣のステラ」が初週で9位と、トップ10入りは前週より1本増えて5本だった。
29日から31日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」が7週目も1位、「8番出口」が初週で2位、「国宝」が13週目で3位、「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」が5週目も4位、「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」が4週目に6位と、トップ10入りは前週と同じく5本だった。
8月に映画館で上映された東宝の配給作品(TOHO NEXTを含む)は、「8番出口」(8月29日公開)、「隣のステラ」(8月22日公開)、「舞台『刀剣乱舞 士伝 真贋見極める眼』LV」(8月11日)、「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」(8月8日公開)、「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」(8月1日公開)。
「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」(7月18日公開)、「CHA EUN-WOO VR CONCERT:MEMORIES」(TOHO NEXT、6月20日公開)、「ドールハウス」(6月27日公開)、「国宝」(6月6日公開)、「名探偵コナン 隻眼の残像」(4月18日公開)など。