銀座三越で福永紙工「紙の未来」展、紙の器や模型等

【銀座新聞ニュース=2026年4月1日】国内最大手の百貨店グループ、三越伊勢丹ホールディングス(新宿区新宿5-16-10)傘下の三越伊勢丹(新宿区新宿3-14-1)が運営する銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)は4月1日から24日まで新館7階催物会場で「SUPER PAPER MARKET IN GINZA」を開いている。

銀座三越で4月1日から24日まで開かれている「SUPER PAPER MARKET IN GINZA(スーパーペーパーマーケット・イン銀座)」のフライヤー。

福永紙工(社長・山田明良さん、資本金4800万円、立川市錦町6-10-4、042-523-1515)との銀座三越の協業により、福永紙工が作り上げてきたアーカイブや、これからの紙の未来を切り拓くプロジェクトなど福永紙工の「これまで」と「これから」を詰め込んだ、さまざまな「紙製品」を展示販売する。

今回のイベントは、暮らしとともに進化を遂げる「日本の紙文化」に着目し、世界中のお客に日本の紙加工技術・紙製品の魅力を発信し、紙の可能性を世界へひろげることを目的としている。

また、「Able Art Company」(東京事務局・港区高輪2-15-24、三愛ビル竹館、NPO法人エイブル・アート・ジャパン内、03-6277-2802)所属のアーティストのさくらゆきさんの作品「春のおとずれ」と福永紙工の「空気の器」のコラボによる作品も展示する。

さらに、会場環境では、主に紙製の什器を用い、紙ならではの魅力を感じられる構成にし、「紙の可能性」を空間全体で表現している。

福永紙工は1963年に設立され、2006年に「かみの工作所」プロジェクトをスタートし、2010年に「空気の器」を発表、2011年に建築家の寺田尚樹さんとの恊働プロジェクト「テラダモケイ」をスタートし、2013年に「空気の器」がドイツの「Red Dot Design Award/Best of the Best Award(レッド・ドット・デザインアワード/ベスト・オブ・ザ・ベスト・アワード)」を受賞、同年にアーティストの鈴木康広さんとの恊働プロジェクト「MABATAKI NOTE(マバタキノート)」をスタート、2014年にペーパークラフト作家の和田恭侑さんとの恊働プロジェクト「gu-pa(グーパ)」などをスタートしている。

さくらゆきさんの作品「春のおとずれ」と福永紙工の「空気の器」のコラボによる作品。

2015年に紙の構造を考える「紙器研究所」を発表、2016年に「かみの工作所」10周年で「かみの重力展」を開催、2018年に岡崎智弘さんをディレクターに迎えたプロジェクト「紙工視点」をスタートし、同年にスイス・ランゲンタールで開催された「Designers’Saturday(デザイナーズ・サタデイ)2018」で「空気の器」と「テラダモケイ」がグランプリを受賞、2021年に箱を再発明するプロジェクト「UNBOX(アンボックス)」をスタート、2022年に「UNBOX」プロジェクトが2022年度グッドデザイン賞を受賞している。

「空気の器」は2010年に発足したトラフ建築設計事務所(鈴野浩一さんと禿真哉=かむろ・しんや)さんが共同代表、品川区小山1-9-2、03-5498-7156)と福永紙工による協働プロジェクトで、空気を包み込むように形を変え、広げ方によってさまざまな表情を見せる紙の器としている。紙ならではの軽やかさと、器にしたときの張りや強度を併せ持つ構造で、今回はアーティストコラボシリーズをはじめとした製品に加え、空気の器の世界観を体感できるインスタレーション展示も行っている。

「テラダモケイ」は2011年に発足した寺田尚樹さんと福永紙工の協働プロジェクトで100分の1スケールの紙製模型ブランドで、建築模型用添景セットを起点に世界の都市編、スポーツ編、樹木編など100種類を超えるシリーズを展開している。今回は100分の1建築模型用添景セットシリーズの全商品を展示している。

「UNBOX」は福永紙工の紙の構造設計を専門とするコンサルティングチームによるプロジェクトで、プロダクトの特性や用途に合わせたパッケージを、構造設計からオーダーメイドで提案している。今回はこれまで福永紙工が取り組んできたパッケージ設計の事例とともに、最終的なカタチに至るまで「UNBOX」の「思考」と、これからの紙産業の「可能性」を提案している。

さくらゆきさんは山口県生まれ、2021年にアートパラ深川大賞で株式会社ヤマタネ賞、「AD AWARD 2021」でファイナリスト、2022年に「ゆめぴっく 2022宇宙桜グランプリ」でルートート賞、第9回 障がいのある人の芸術作品展でアトリエnon賞(2023年、2024年に入選)。

第8回Art to You ! 東北障がい者芸術全国公募展で三菱UFJ銀行賞、三菱鉛筆の「自分らしさ」を描くアートコンテストで優秀賞(2023年、2024年にuni賞)、NTTアートコンテスト「明日への架け橋」で優秀賞、第28回山口県障害者芸術文化祭で優秀賞、2023年に産経はばたけアート公募展で佳作、「広島市ピースアートプログラム アート・ルネッサンス2023」で入選(2024年も入選)、第3回あーと展覧会2023で会長賞、2024年に「全肢連第4回あーと展覧会2024」で努力賞などを受賞している。

24日までの会期中、毎日11時から18時まで新館7階会場で、「参加型プロジェクト」として「福永紙工の紙の端材で遊ぼう!」を開いている。パッケージや製品づくりの過程で生まれる「紙の端材」を使って、色や質感の美しい紙を素材とし、糊を使ってもう一度小さな作品を作る。参加は6歳以上で、参加費は無料。

開場時間は10時から20時(最終日は18時)まで。入場は無料。