ホットペッパー調べ2月外食2%減、実施率以外は減

【銀座新聞ニュース=2019年3月30日】大手情報会社のリクルートグループの旅行、レジャー、飲食などの情報サービス会社、リクルートライフスタイル(千代田区丸の内1-9-2、03-6835-1000)の「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は3月29日に2月の「外食市場調査」を発表した。

4月3日に創業19年を迎えるゼネラル・オイスターが4月1日から4日まで「エミットフィッシュバー GINZASIX」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-1540)など24店で実施する「19周年 創業祭プレート」のフライヤー。

それによると、2月の首都圏・関西圏・東海圏(東名阪)の3圏域の外食市場規模は前年同月比2.0%減の3152億円と2カ月続けて下回った。首都圏が27億円のマイナス(1.4%減、2カ月連続の減)で、関西圏が50億円のマイナス(5.7%減、3カ月続けて減)、東海圏が14億円のプラス(3.9%増、2カ月連続のマイナス)と首都圏と関西圏が前年を下回った。

外食単価は前年比48円マイナスの2579円と2カ月連続の減少し、外食頻度(外食回数)は3.90回で同0.11回減り、外食実施率は同1.8ポイントアップの75.6%と2カ月ぶりに前年を上回った。ホットペッパーグルメ外食総研では、「カレンダー上は金・土・日曜日、祝日の日数は昨年と同じだったが、天候面で前年よりやや降雨・降雪日が多かったことが影響した可能性がある」としている。ホットペッパーグルメ外食総研では、「カレンダー上は金・土・日曜日、祝日の日数は昨年と同じだったが、天候面で前年よりやや降雨・降雪日が多かったことが影響した可能性がある」としている。

主要16業種(調査は25分類)を対象とした外食市場規模は、「居酒屋(焼鳥、串焼き、串揚げなどを含む)」が36億円増の724億円、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」が5億円増の318億円などプラスが9業種だった。

「創業祭プレート」(1900円税別)は岩カキ「春香」2個、 真カキ2個、天使のエビシュリンプカクテル2尾、 ムール貝4個のセットで、これに「プリンスラブレシャブリ」をつけても4900円。

これに対して、「フレンチ、イタリアン料理店(ファミリーレストランを除く)」が20億円減の239億円、「和食料理店(すし、割烹、料亭、郷土料理専門店等)」が9億円減の463億円など6業種がマイナスだった。「中華料理店(ラーメン専業店は除く)」が前年と同じ185億円と横ばいだった。

外食単価は「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ」が350円高の4091円、「カラオケボックス」が158円高の3972円、「その他各国料理店」が104円高の2875円、「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」が191円高の3972円など9業種が前年を上回った。

これに対して、もっとも高い「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」が618円安の8057円、「フレンチ、イタリアン料理店(ファミリーレストランを除く)」が209円安の4111円、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」が224円安の2098円など7業種が前年を下回った。

調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20歳から69歳までの男女を対象にインターネットによって実施した。

実施時期は事前調査が1月22日から31日まで40万2907人を対象に行い、回収数が3万3399人、本調査は3月1日から7日まで1万3098人を対象に実施し、有効回答数が1万0050人、回収率は77.3%だった。本調査での「外食」とは、夕方以降の時間帯で店で食事した場合を対象とし、1日2回までの外食を含んでいる。