日本橋三越で2日から「新春祭」、鏡開きやダンス、はしご乗り等

【銀座新聞ニュース=2023年12月31日】国内最大手の百貨店グループ、三越伊勢丹ホールディングス(新宿区新宿5-16-10)傘下の三越伊勢丹(新宿区新宿3-14-1)が運営する日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は2024年1月2日から4日まで本館1階中央ホールで「新春祭2024」を開く。

日本橋三越が1月2日に本館1階中央ホールで開く「鏡開き」に登場する「東京物語」の出演者たち。

日本橋三越は2024年1月2日10時から新年の営業をはじめるが、新年のはじまりに際して、9時50分(開店10分前)に本館1階ライオン口で三越日本橋本店長の丸井良太さんが新年のあいさつをする。さらに、10時の開店時に日本橋店のスタッフ一同がきもの姿で開店のあいさつをして、入店客を出迎える。

2日11時20分から本館1階中央ホールで、三越劇場で2日から26日まで開かれる初春新派公演「東京物語」の初日に出演者らによる鏡開きを行う。「東京物語」は小津安二郎(1903-1963)が1953年に公開した映画で、今回は山田洋次さんの脚本、演出、劇団新派によって舞台化される。

鏡開きには山田洋次さん、老夫婦の妻「平山とみ」役の水谷八重子さん、長女「金子志げ」役の波乃久里子さん、飲み屋の女将「加代」役の河合雪之丞さん、長男「平山幸一」役の丹羽貞仁さん、戦死した次男の妻「平山紀子」役の瀬戸摩純さん、とみの夫「平山周吉」役の田口守さん、幸一の妻「平山文子」役の石原舞子さん、金子志げの夫「金子庫造」役の児玉真二さん、三男の「平山敬三」役の喜多村一朗さんが出席する。

2日14時から本館1階中央ホールでオルガン奏者の西村真紀さんと歌手の山田幸隆さんがパイプオルガン新春特別演奏会を開き、新春にちなんだ楽曲を演奏する。

2日15時から本館1階中央ホールで「アバンギャルディ」による「新春 特別パフォーマンス」を披露する。

同じく2日にダンスパフォーマンスを披露する「アバンギャルディ」。

ウイキペディアによると、振付師のakane(アカネ)さんが2022年にプロデュースした女性ダンスグループで、2022年5月に開かれたダンスNo.1決定戦「THE DANCE DAY(ダンス・デイ)」(日本テレビ系)に出場するため、akaneさんが主宰するダンスチーム「アカネキカク」のメンバーから20人を集めて発足し、2022年、2023年とも決勝大会に進出した。

メンバーは1人が2023年8月1日をもって卒業したため19人で、今回はnona(ノナ)さん、pani(パニ)さん、sono(ソノ)さん、seira(セイラ)さん、macchan(マッチャン)さん。

fuka(フウカ)さん、aimu(アイム)さん、miyuu(ミュウ)さん、nagano(ナガノ)さん、moca(モカ)さん、kotone(コトネ)さん、kohana(コハナ)さん、ui(ウイ)さんの13人が出演する。

3日15時30分から本館1階中央ホールで元箱根ランナーで俳優の和田正人さんと、「3代目山の神」の神野大地さんらによる箱根駅伝100回記念のスペシャルトークショーを開く。

4日11時10分から社団法人「江戸消防記念会」(新宿区四谷三丁目10、消防博物館、03-5269-7210)の第1区(神田川、隅田川、月島・晴海から東京湾、東京駅から丸の内を範囲とする)のメンバーが「新春はしご乗り」と「纏(まとい)振り」や「木遣(きや)り唄」を披露する。

4日に江戸消防記念会による恒例の新春はしご乗り。

江戸時代の消防団は1719(享保4)年に大岡越前守忠相(おおおか・えちぜんのかみ・ただすけ、1677-1752)がとび職人を中心に「いろは四十八組」の町火消として江戸に組織したのがはじまりとされ、1867(慶応3)年に「市部消防組」となり、1914(大正3)年に「江戸消防記念会」が結成され、1954年に社団法人化された。

「江戸消防記念会」は東京都23区を第1区から第11区に地域割りにし、その中で第1区は中央区全部と千代田区の1部を担当している。

「はしご乗り」とは高さ6.5メートルのはしごを使って、その上で演技する。はしご乗りの起源として、消防出初式の発端になった1659(万治2)年に行われた上野東照宮前の出初めからはじめられたという説、延宝年間(1673年から1681年)に行われていた見世物「はしごさし」という説、1719(享保4)年に町火消が誕生した際に、火災の方角を見るために長刺又(ながさすまた)に身軽な若者が登ったものという説がある。

町火消の中心となったのは鳶(とび)職であり、仕事前の準備運動や訓練のために行っていたといわれている。現在では、消防出初式で消防士や消防団員が披露したり、鳶職の組合が正月に披露する。

「まとい振り」は組の旗印として取り入れられ、白と黒の2色に統一されている「まとい」を振って、さまざまな技を見せる。江戸の大半を焼失した1657(明暦3)年の「明暦の大火」後の1658(万治元)年に江戸中定火之番(定火消=じょうびけし)が設置され、江戸では、町人が住む地域の火災は「いろは」の組に分かれた町火消による消火が行われた。火災時には旗本が火消屋敷に常駐している臥煙(がえん)と呼ばれる消防員の指揮をとり出動していたが、その際に用いた馬印がまといの始まりとされている。

「木遣り唄」は複数の人員で火消しをする際に力をひとつにまとめるための掛け声や合図として唄われたもので、1956年に東京都指定無形文化財に認定されている。江戸の中期ごろには鳶職の人たちの間で盛んに歌われており、大坂城築城(1583=天正11年)のときや、大木などを運び出す掛声や音頭とりの歌が自然に起こったが、このときの歌が木遣り歌の起源とされている。

また、入宋して禅法をおさめた栄西(1141-1215)が1202(建仁2)年に建仁寺を創建したとき、仕事をスムースに進めるため工事人夫に歌わせたのがはじまりとする説もある。労働歌から発祥したことで、建築そのものが慶事であったことから、木遣り歌もめでたい歌とされたとみられている。その後、町火消に伝承され、以後の組織の変遷に伴い、消防とは直接関係なく、受け継がれている。木遣り歌の数は、総数110曲から120曲といわれている。

営業時間は10時から19時。