銀座スウィングで84歳の北村英治が高浜和英、小林真人らとライブ

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【銀座新聞ニュース=2013年2月22日】二條(中央区銀座西 2-2、銀座インズ2-2階)が運営する銀座スウィング(中央区銀座西2-2、銀座インズ2-2階、03-3563-3757)は2月27日に北村英治さんらによるジャズライブを開催する。

銀座スウィングで2月27日に「北村英治スーパーカルテット」とジャズライブを開く北村英治さん。約半年ぶりになる2月から演奏活動を再開している。

2012年8月から心筋梗塞で苦しみ、回復に努めてきたクラリネット奏者で、4月8日に84歳を迎える北村英治(きたむら・えいじ)さんが2月から演奏活動を再開し、今回が銀座スウィングの2回目の出演になる。伴奏は「北村英治スーパーカルテット」で、北村英治さんのほか、ピアノ奏者の高浜和英(たかはま・かずひで)さん、ベース奏者の小林真人(こばやし・まさと)さん、ドラムの八城邦義(やしろ・くによし)さん、アルトサックス奏者の大山日出男(おおやま・ひでお)さんで構成されている。

北村英治さんは1929年東京都生まれ、慶応大学在学中にクラリネットを学び、1951年に「南部三郎(なんぶ・さぶろう)クインテット」でデビュー、 1954年に自らのバンドを結成、1977年からアメリカのモンタレージャズ祭に出演した。

以降、1994年まで連続18回と1996年に出演した。1991年から2000年までアメリカ・ロサンゼルスで「L.A.インターナショナル・ジャズパーティ」を開いた。2007年に旭日小綬章を受章している。現在、有限会社「スイングエイジ」代表取締役社長。

高浜和英さんは1955年福井県あわら市生まれ、小学校時代にピアノを習い、10代半ばにアマチュアロックバンドでギターやベースを演奏、1975年に赤坂プリンスホテルでデビュー、1983年にジャズコーラスグループ「ロミ&ジョーカーズ」としてレコードデビュー(1996年に解散)、コーラス・アレン ジ、コーラス、ピアノを担当し、1986年に第2回日本ジャズボーカル賞新人賞を受賞、現在、北村英治さんらのバンドで演奏している。

小林真人さんは1957年東京都生まれ、早大ニューオーリンズジャズクラブでベースをはじめ、「三上和彦(みかみ・かずひこ)グループ」でプロとしてスタートし、1983年にアメリカにわたり、多くの演奏会に出演し、帰国後、「外山喜雄とデキシーセインツ」に参加、東京ディズニーランドを中心に演奏し、その後、独立し、オランダの「プレダ・ジャズ祭」や神戸ジャズストリートなどに出演している。

八城邦義さんは1959年東京都生まれ、中学在学中よりジャズドラムをはじめ、17歳でプロデビュー、父親でジャズピアノ奏者の八城一夫(やしろ・かずお、1930-1991)のトリオをはじめ、多くのバンドで演奏し、1996年に「北村英治スーパークインテット」として、モンタレー・ジャズフェスティバルに出演している。

大山日出男さんは1956年福岡県福岡市生まれ、11歳のころからクラリネットをはじめ、高校生でアルトサックスに転向し、1976年に東京芸術大学サキソフォン科を卒業、ビッグバンドを中心に活動をはじめ、1982年にアメリカにわたり、ニューヨークで研さんを積み、帰国後、「原信夫(はら・のぶお)とシャープス・アンド・フラッツ」のリードアルトとして活躍し、1989年に退団し、ソロ活動をはじめた。

1992年にインドのジャズヤトラに出演、1995年にアメリカのコンコードジャズフェスティバルに参加、1997年から2008年まで毎年韓国ツアーを行っている。1998年に初のアルバムを発売し、以降、2000年、2001年、2002年、2005年にアルバムを発売し、2007年に「大山日出男カルテット」を発売した。その後、「シャープス・アンド・フラット」の日本縦断ツアーに参加し、皇居内で御前演奏している。

開演時間は19時30分から。音楽チャージは会員2100円、同伴2620円、一般3680円。ウイスキーボトルをキープすると自動的に会員になれる。