銀座シネパトスで東宝特撮記念でゴジラ映画上映、川北紘一らも

(過去の記事については店舗名、個人名などを検索すると見られます)
【銀座新聞ニュース=2012年9月26日】銀座シネパトス(中央区銀座4-8-7先、三原橋地下街、03-3561-4660)は9月29日に「東宝特撮映画DVDコレクション」完結と「東宝特撮映画大全集」出版記念上映会を開催する。

銀座シネパトス 東宝特撮映画記念

銀座シネパトスで9月29日に開催される「東宝特撮映画DVDコレクション」完結と「東宝特撮映画大全集」出版記念上映会のポスター。

隔週刊「東宝特撮映画DVDコレクション」(デアゴスティーニ・ジャパン)が2012年3月に完結されたのと、東宝が9月28日に大型本「東宝特撮映画大全集」(ヴィレッジブックス、5040円)を刊行したのを記念して上映会を開く。

当日は「ゴジラVSデストロイア」(1995年)を上映し、平成ゴジラシリーズ監督の大河原孝夫(おおかわら・たかお)さん、平成ゴジラシリーズ特技監督の川北紘一(かわきた・こういち)さん、ゴジラスーツアクターの薩摩剣八郎(さつま・けんぱちろう)さん、ゴジラシリーズデザインを担当した西川伸司(にしかわ・しんじ)さんによるトークショーを開催する。その後、サイン会も開く。

隔週刊「東宝特撮映画DVDコレクション」(デアゴスティーニ・ジャパン)は2009年9月から創刊されたDVD付隔週刊誌で、DVDのほかに、毎号、その作品について詳細に説明を加えており、「ゴジラ」(1954年)をはじめとする東宝の特撮映画や「クレージーキャッツ」主演の映画など2012年3月に65号で完結した。

一方、「東宝特撮映画大全集」(ヴィレッジブックス、5040円)は東宝が9月28日に刊行した大型本で、特技監督の円谷英二(つぶらや・えいじ、1901-1970)が活躍した昭和黄金時代の作品をはじめ、21世紀になって制作されたゴジラシリーズなど1954年から2004年までの東宝が制作、配給した特撮作品全70本を網羅している。
作品クレジット、登場キャラクターといった基本データから本編スチール、メイキング写真、宣伝材料の紹介、平成ゴジラシリーズの特技監督、川北紘一(かわきた・こういち)さんの観点から作品を解説している。

ウイキペディアによると、「ゴジラVSデストロイア」はゴジラシリーズ22作目にあたり、ゴジラが最後に倒される作品で、1954年の「ゴジラ」第1作へのオマージ色が強いのも特徴だ。監督は本編が大河原孝夫さん、特技が川北紘一さん、ゴジラのスーツアクターが薩摩剣八郎さん、西川伸司さんがゴジラジュニア、スーパーX3、96式冷凍レーザータンクのデザインを手がけている。

第1作目から制作に関わった東宝映画会長で映画プロデューサーの田中友幸(たなか・ともゆき、1910-1997)の名前が記載された最後のゴジラ映画となり、ゴジラ映画の音楽を手がけた伊福部昭(いふくべ・あきら、1914-2006)の最後のゴジラ作品となった。観客動員数が400万人、配給収入が20億円で、1996年の邦画配給収入第1位を記録している。

大河原孝夫さんは1949年千葉県生まれ、1973年に早稲田大学教育学部を卒業、東宝に別セクション採用で入社し、黒沢明(くろさわ・あきら、1910-1998)、本多猪四郎(ほんだ・いしろう、1911-1993)らに師事し、1987年にシナリオ「超少女レイコ(REIKO)」で第13回城戸賞準入賞し、1991年にこの映画化で監督デビューし、特撮を中心に活躍している。

川北紘一さんは1942年東京都中央区日本橋生まれ、1960年に中野電波高校を卒業、国際短期大学に入学後、東宝の撮影所でアルバイト、1962年に大学を中退し、東宝に入社、特撮現場に配属され、撮影部特殊技術課に所属し、円谷英二に師事、同年に「妖星ゴラス」から撮影助手を務め、1963年に光学撮影部門に異動、光線作画などを手がけ、1965年に円谷特技プロダクションのテレビ映画「ウルトラQ」(第12話「鳥を見た」)で合成を手掛けた。

1966年に「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」で撮影助手を担当、1971年に東宝内に新設された「映像企画室」に異動、「ゴジラ対ヘドラ」で演出助手を務め、合成シーンなどを演出、「ゴジラ対ガイガン」と「ゴジラ対メガロ」以外のゴジラシリーズすべての撮影助手を務めた。1972年に「ウルトラマンA」に特撮班助監督で参加、第21話でテレビ特撮監督デビュー、1973年にテレビ番組「流星人間ゾーン」で特撮監督、第4話「来襲! ガロガ大軍団-ゴジラ登場」でテレビ作品のゴジラを初めて演出した。

1976年に「大空のサムライ」で映画特撮監督デビューし、1989年に「ゴジラvsビオランテ」で特撮監督を担当、以後ゴジラシリーズ6作を担当し、2002年に東宝を定年退職し、2003年に特撮・VFXの制作会社「株式会社ドリーム・プラネット・ジャパン」を設立、現在、代表取締役社長を務めている。1991年に日本アカデミー賞特殊技術賞、1992年にアジア太平洋映画祭特殊効果賞を受賞している。

薩摩剣八郎さんは1947年鹿児島県出水市生まれ、1965年に川崎製鉄に入社、千葉製鉄所に勤務、1967年に川崎製鉄を退社、日活演技研究所(日活芸能教室)の1期生として入所、卒業後に劇団日活青年劇場に在籍、1969年に日活専属俳優となり、1970年に三船プロダクションに移籍、1971年に「ゴジラ対ヘドラ」でヘドラ役のスーツアクターとして出演、1973年にピー・プロダクションの付属劇団「河童」を主宰、1984年に「ゴジラ」にゴジラ役で出演、以降、1995年の「ゴジラvsデストロイア」まで、着ぐるみでゴジラを演じた。

西川伸司さんは1964年京都府京都市生まれ、同志社大学を中退し、1988年に「土偶ファミリー」でデビュー、1989年に映画「ゴジラvsビオランテ」でキャラクターデザインや絵コンテを手がけ、以降2004年の「ゴジラ ファイナルウォーズ(FINAL WARS)」までデザインを担当した。

時間は12時30分から17時で、前売り券は3850円だが、すでに売り切れ。当日券は4000円。