トリップ祭りカレンダー2月、リオ、ニースでカーニバル、東京マラソン

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【銀座新聞ニュース=2013年1月19日】トリップアドバイザー(渋谷区恵比寿西1-10-11、03-6416-9333)はこのほど「トリップグラフィックス」として「世界のお祭りカレンダー2013」を発表した。

トリップアドバイザーが「トリップグラフィックス」として発表した「世界のお祭りカレンダー2013」の2月の写真は、中国の「春節」の光景だ。

トリップアドバイザーが日本や世界各国の著名なお祭りや奇祭、スポーツイベントなど旅行者目線で選んだお祭りカレンダーで、毎月5つから8つの世界のイベントの概要や期間、開催地(都市)などの情報を表示している。

2月は8日から12日までブラジル・リオ・デ・ジャネイロで「カーニバル( Carnival in Rio de Janeiro)」が開かれる。ポルトガルの「エントゥルード(謝肉祭)」が植民者によってブラジルに伝わり、「イースター」(キリスト教の復活祭)までの40日間を禁欲生活の期間として、その期間が始まる前の4日間を開放的なお祭りとしたのがカーニバルの始まりとされている。

カーニバルは、ポルトガル人が持ち込んだキリスト教による儀式と、アフリカから来た黒人奴隷が元々持っていた土着信仰の「カンドンブレ(Candomble)」の儀式が融合され、19世紀末に当時の首都リオ・デ・ジャネイロにバイーア地方から多くの奴隷が流入したことをきっかけにサンバが生まれた。

当時、リオではプラッサ・オンゼ(第11広場)と呼ばれた場所に、黒人奴隷たちが住みはじめ、サンバの原型となるような踊りや音楽をもたらし、カンドンブレの儀式の後などにパーティを開いて、これらの音楽やダンスを披露し、これがサンバになったとされている。

初期のカーニバルは白人上流階級のもので、カンドンブレが禁止されていたこともあって、サンバは警察によって危険視されていた。1920年代にはサンバは非合法とされたが、1928年に最初の「エスコーラ・ジ・サンバ(サンバの学校)」の「デイシャ・ファラール」が誕生した。パレードは1932年に新聞社が主催し、サンバの曲のコンクールが開催されたことがきっかけではじまり、1935年にエスコーラへの弾圧がなくなり、黒人もパレードに参加できるようになった。1940年代に政府の民衆政策と観光局の応援を受けて、現在のようなコンテスト形式のカーニバルに発展した。

サンボドロモで催されるパレード競技会は審査員によって各チームが採点され、優勝チームが決定する。通常のカーニバルは、サンボドロモで土曜日から火曜日までの4日間に行われ、トップグループ(1軍にあたるスペシャルグループ)の12から14のチームが日・月曜日の2日間に分かれて競い合う。

初日は2軍クラスがオープニングパレードを行い、最終日に3軍クラスがパレードを行い、各リーグの最下位チームは来年度から降格し、代わって優勝、準優勝のチームが昇格する。チャンピオンパレードは、本選で上位に入賞したグループが、カーニバルが明けた次の土曜日に、サンボドロモ会場でパレードする。

10日は中国の旧正月「春節」と呼ばれる旧暦の元旦で、中華圏国家では数日間にわたって祝日となる。古代中国の王であった舜(しゅん、中国神話に登場する君主)に臣下を率いて天を祭祀した記録があり、これが春節の起源とされるが、前漢(紀元前206年から8年)の武帝(ぶてい、紀元前156-紀元前87)の時代以前は元旦の日付が統一されていなかった。

夏代(か、紀元前2070年頃から紀元前1600年頃)は夏暦の元月を正月としていたが、殷代(いん、紀元前17世紀から紀元前1046年)になると夏暦の12月を正月とし、周代(しゅう、紀元前1046年頃から紀元前256年)になると11月を正月、秦代(しん、紀元前778年から紀元前206年)になり、10月を瑞月とした。前漢の武帝の代に行われた太初改暦の際に、夏暦の元月を正月に定め、清(しん、1636年から1912年)滅亡まで続いた。

清滅亡後に成立した中華民国(1912年に中国で成立し、1949年以降台湾などを実効支配)で暦法にグレゴリオ暦を採用、1912年1月1日を民国元年1月1日とした。中華人民共和国が成立する直前の1949年9月27日に中国人民政治協商会議第一次全体会議において、新中国成立の際にはグレゴリオ暦を採用することが決まり、新暦の1月1日を元旦、旧暦の正月初一を「春節」とすることになった。

中国では春節は国定祝日とし、2008年1月に施行された「労働契約法(労動合同法)」では春節から3日間を祝日と定めている。そのほか、台湾、韓国、北朝鮮、ベトナム、モンゴル、シンガポール、インドネシア、ブルネイではもっとも重要な祝祭日のひとつとなっている。また、日本とベトナムとモンゴル以外は、現地の標準時にかかわらず、旧暦の計算に中国標準時を使っており、暦法も同じなので、旧正月は常に一致する。

15日から3月6日までフランス・ニースで世界3大カーニバルのひとつ「ニースのカーニバル」が開かれる。コート・ダジュールの冬を飾るイベントで、2013年で第129回目となり、テーマは「五大陸の王様(Roi des 5 Continents)」としている。3週間にわたって祝祭イベントがニース各地で行われる。マセナ広場を舞台に繰り広げられ、18以上の山車が参加する。昼間は観客に花を投げる「花合戦」が行われ、夜には「光のパレード」、3月6日の最終日には「王様の火葬・再生、花火」が行われる。

24日は東京で「東京マラソン」が行われる。「東京マラソン」は2007年に始まった東京で行われるマラソン大会(男女フルマラソン、男女10キロロード、車いすフルマラソン、障がい者10キロ)で、2013年大会からワールドマラソンメジャーズに加入し、名実共に世界最高峰のマラソン大会のひとつとなる。

2009年から日本のマラソン大会としては初めて、総額賞金1億840万円(世界記録更新された場合という条件付きのボーナス賞金も含む)の賞金レースとなった。制限時間も7時間になっている。

ワールドマラソンメジャーズは2006年からスタートしたボストンマラソン(1897年開始、4月中旬)、ロンドンマラソン(1981年開始、4月下旬)、ベルリンマラソン(1974年開始、9月下旬)、シカゴマラソン(1977年開始、10月上旬)、ニューヨークシティマラソン(1970年開始、11月初旬)の5大マラソンとオリンピック、世界選手権を対象としたポイント制の陸上競技シリーズで、2013年から東京マラソンが加わる。

1位が25点、2位が15点、3位が10点、4位が5点、5位が1点もらえ、2年間の合計得点で争い、総合1位には男女それぞれに賞金50万ドル(約5000万円)が授与される。2013年のレースは2012-2013シーズン、もしくは2013-2014年シーズンのポイントになる。