【銀座新聞ニュース=2026年4月12日】阪急阪神東宝グループで、映画の制作配給、演劇の興行などの国内最大手、東宝(千代田区有楽町1-2-2、東宝日比谷ビル、03-3591-1221)は4月17日にTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12、千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で「人はなぜラブレターを書くのか」の公開を記念して、綾瀬はるかさん、當真あみさん、細田佳央太さんらによる初日の舞台あいさつを開く。
17日16時10分の回上映終了後に、監督の石井裕也さんをはじめ、主人公で定食屋を営む「寺田ナズナ(現代)」役の綾瀬はるかさん、24年前の高校生の「寺田ナズナ(高校生)」役の當真あみさん、ナズナの初恋の相手でボクシングの練習にがんばる高校生「富久信介」役の細田佳央太(かなた)さん、富久信介が通うボクシングジムの先輩「川嶋勝重」役の菅田将暉さん、ナズナの夫「寺田良一」役の妻夫木聡さん、富久信介の父親「富久隆治」役の佐藤浩市さんが舞台に登場してあいさつする。
ウイキペディアによると、「人はなぜラブレターを書くのか」は2000年3月8日に発生した地下鉄日比谷線脱線事故(死者数5人)で亡くなった少年へのラブレターが20年の時を経て届き、少年の「生きた証」が世の中に知られていくこととなった奇跡の実話に基づいた物語が描かれている。
FASHION PRESSによると、事故から20年を経た2020年、事故で命を落とした少年が通っていた大橋ボクシングジムの大橋秀行会長のもとへ見知らぬ女性からメッセージが届く。それは、20年前に彼に想いを寄せていた少女からの手紙であり、当時の彼への想いや通学時の思い出が綴られていた。少年の家族は息子の知られざる青春の断片と成長を、その手紙を通して知ることができたという。
20年後に届いた1通の“ラブレター”にまつわる奇跡の実話には感動の声が多く寄せられ、スポーツ報知や日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」でも報じられた。その後、少年が通っていた大橋ジムの大橋会長は彼が生きた証として少年の名を冠した「富久信介杯」を創設、ジムの先輩だったプロボクサーの川嶋勝重さんは彼のイニシャル「S・T」の文字をトランクスに入れて試合に臨み、2004年6月にWBC世界スーパーフライ級の王座を奪取した。
監督と脚本、編集は石井裕也さんが手掛け、それぞれの役名には実名が使用されている。
物語は2024年、定食屋を営む寺田ナズナは、ある青年に宛てて手紙を書く。24年前、17歳の小野ナズナは、いつも同じ電車で見かける高校生・富久信介にひそかな恋心を抱いていた。一方、信介は進学校に通いながらプロボクサーを目指し、学校帰りにボクシングの練習に打ち込む日々を送っていた。
そんな彼らに、運命の日である2000年3月8日が訪れる。そして2024年、信介の家族の元にナズナからの手紙が届く。父・隆治は手紙の中に亡き息子の生きた証を確かに感じ、息子の知られざる青春の断片と成長を知る。やがて隆治は、ナズナに宛てて手紙をつづりはじめる。
石井裕也さんは1983年山梨県生まれ、埼玉県浦和市(現さいたま市)育ち、大阪芸術大学芸術学部映像学科を卒業、2005年に卒業制作として「剥き出しにっぽん」を監督、第24回そつせい祭でグランプリ、2007年に第29回ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞している。日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻修士課程を修了、「ブレス」のチャベス事業部に所属している。
2008年の第37回ロッテルダム国際映画祭では「剥き出しにっぽん」をはじめ、低予算映画「反逆次郎の恋」、大阪市より助成金が給付された2007年の「ガール・スパークス」と「ばけもの模様」の4作品が特集上映された。続けて第32回香港国際映画祭では長編4作が特集上映され、アジア・フィルム・アワードで第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を受賞した。
2009年に第19回PFFスカラシップ作品として制作された長編「川の底からこんにちは」が第60回ベルリン国際映画祭正式出品され、モントリオールファンタジア映画祭では作品賞、商業映画デビュー作となり、第53回ブルーリボン賞監督賞を受賞した。2013年9月に映画「舟を編む」が史上最年少(30歳)で第86回アカデミー賞外国語映画部門日本代表作品に選出され、第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞や最優秀監督賞、芸術選奨新人賞(映画部門)などを受賞した。
2014年にカナダに実在した日系人野球チームを描いた映画「バンクーバーの朝日」を制作、2017年に「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」が第91回キネマ旬報ベストテン 日本映画ベスト・テン第1位を獲得し、9月に舞台「宇宙船ドリーム号」で演出を担当した。2020年にアジアの映画監督が集結した香港国際映画祭と中国のヘブン・ピクチャーズの共同出資のプロジェクト「B2B(Back to Basics)A Love Supreme(ラブ・シュープリーム)」の1本として映画「生きちゃった」を監督、2021年に韓国の映画スタッフとチームを組んだ映画「アジアの天使」を監督、同年5月に「茜色に焼かれる」を公開し、第95回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画ベスト・テン第2位となった。
また、女優の満島ひかりさんと2010年10月25日に結婚(2016年1月に離婚)、2018年春に女優の相楽樹(いつき)さんと再婚、同年に第1子が誕生した。
チケットはチケットぴあを通じて「先行抽選」を販売中で、13日11時締め切り。料金は一般2200円、大学生1700円、高校生、中学生以下3歳以上、障がい者1200円、シニア1500円。プレミアボックスシートは1000円プラス。
