東宝3月映画、5%増の82億円、3カ月ぶり、ドラえもん、お別れ好調

【銀座新聞ニュース=2026年4月10日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は4月9日、3月の映画営業部門の興行成績(速報ベース)が前年同月比4.6%増の82億7500万円で、3カ月ぶりにプラスになったと発表した。

2月27日に一般公開された「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」((C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2026)は3月29日までの累計で観客動員239万人、興行収入30億円を突破している。

3月は例年、7月などと並んで年間で観客動員数がそれなりに見込める時期で、2014年が59億円、2015年が73億円、2016年が70億円、2017年が60億円、2018年が68億円、2019年62億円と60億円から70億円で推移してきた。

しかし、2020年3月は新型コロナウイルスの感染者数の拡大に伴い、新作の公開が次々と先送りされたため、81%減の12億円台となり、2021年はその反動増でおよそ8.5倍の101億円で、2022年3月はさらにその反動減で44億円まで減少した。2023年3月はコロナによる行動制限がほとんどなく、65億円まで回復し、さらに2024年3月は前年比ほぼ倍増の97.8%増の129億円にまで増え、2025年3月は前年の反動減で39%のマイナスだったものの、79億円に達し、平年並みに回復している。

一方、TOHO(トーホー)シネマズ、関西共栄興行、東京楽天地という連結3社ベースの東宝グループの映画館の3月の入場料収入は同6.0%増の56億1300万円と2カ月続けてプラスとなった。TOHOシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員については公表するのを止めている。

新たに3月に公開されたのは、13日公開の「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」、20日公開の「君が最後に遺した歌」、27日公開の「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」の3本だった。

興行通信社の映画興行ランキングによると、3月6日から8日の週は「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」が2週目も1位、「ほどなく、お別れです」が5週目も4位、「教場Requiem(レクイエム)」が3週目で5位と、トップ10入りは前週と同じく3本だった。

2月6日に一般公開された「ほどなく、お別れです」((C)2026「ほどなく、お別れです」製作委員会)は3月29日までの累計で興行収入は42.5億円に達している。

13日から15日の週は「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」が3週目も1位、「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」が初週で3位、「ほどなく、お別れです」が6週目で6位、「教場Requiem」が4週目で7位と、トップ10入りは前週より1本増えて4本だった。

20日から22日の週は「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」が4週目も1位、「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」が2週目で4位、「君が最後に遺した歌」が初週で6位、「ほどなく、お別れです」が7週目で8位、「教場Requiem」が5週目で8位と、トップ10入りは前週より1本増えて5本だった。

27日から30日の週は「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」が5週目も1位、「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」が初週で5位、「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」が3週目で6位、「ほどなく、お別れです」が8週目で9位と、トップ10入りは前週より1本減って4本だった。

3月に映画館で上映された東宝の配給作品(TOHO NEXTを含む)は、「映画ドラえもん新・のび太の海底鬼岩城」(2月27日公開)、「ほどなく、お別れです」(3月6日公開)、「映画 『教場Requiem』」(3月20日公開)、「映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』」(3月13日公開)、「国宝」(2025年6月6日公開)、「君が最後に遺した歌」(3月20日公開)、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座(あかざ)再来」(2025年7月18日公開)など。