【銀座新聞ニュース=2026年4月10日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)が運営する銀座蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は4月10日から28日までアートスペース「FOAM CONTEMPORARY」で中原ちひろさんによる「ウルトラ怪獣」の展覧会「かいじゅうたちの楽園 Paradise of Kaiju」を開く。
今回は「円谷フィールズホールディングス(円谷FHD)」(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)の連結子会社、円谷プロダクション(円谷プロ、同上)が監修し、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3-3、横浜コネクトスクエア「CCC」)と円谷FHDの子会社、メタフィールド(住所は円谷プロと同)、「AiHUB(アイハブ)」(千代田区神田須田町2-1-1、MA SQUARE AKIHABARA)と共同で、ウルトラマンシリーズに登場する「ウルトラ怪獣」たちの多様性豊かな世界を、新たなアート&カルチャー体験として発信し、アートの力で「ウルトラ怪獣」の可能性を拡げるプロジェクトの第1弾で、アーティストとして画家の中原ちひろさんを起用した。
また、「AiHUB」は「かいじゅうたちの楽園」の没入型インスタレーション映像を制作している。東京藝術大学大学院映像研究科教授の岡本美津子さんと、藝大の現役生とOB計13人が制作チームとして参画し、中原ちひろさんの描く独創的な「ウルトラ怪獣」の世界を、制作チームが独自の解釈と技術でアニメ化し、「動くアート作品」として会場の3面投影空間で披露される。
岡本美津子さんは「この映像では、怪獣たちがまるで本当に生きているかのような存在感を放っています。動きの多くはAIによって生成されていますが、その背景にある怪獣の個性や物語を理解し、動きを追求することにより”命を吹き込んだ”のは東京藝大出身者を含むクリエイターたちです。人間の想像力とAIの技術が出会うことで生まれた、穏やかな世界観を持つ”共創”の作品がここに完成」としている。
「ウルトラ怪獣」とは2026年に誕生以来60周年を迎える「ウルトラマンシリーズ」にした怪獣、星人、ロボットたちの総称としている。
アートの力でこの「ウルトラ怪獣」の可能性を拡げるプロジェクトが今回の展示会で、アーティストの中原ちひろさんが「幻想的で物語性豊かな作品」を制作した。書店によると、「人間の知らないどこかの場所に、宇宙人や怪獣たちが暮らす世界がある。そこには彼らを迫害する者はおらず、彼らは自由を謳歌し、伸びやかに暮らしている」という設定のもと、作品のなかには、怪獣たちの多様な存在が肯定される「楽園」の情景が広がっている。
今回は中原ちひろさんの「虹や知恵や遊びの庭」や、かいじゅう「ダダ」を描いた作品など原画全11点と、制作過程のスケッチをあわせて展示する。
また、会場前のGINZA ART SQUAREでは、メインビジュアルに起用した7体のかいじゅうを中心に、アクリルスタンド、Tシャツ、トートバッグなど、大人も楽しめるグッズを販売する。
ウイキペディアによると、「ウルトラマン」は1966年7月17日から1967年4月9日まで、TBS系列で全39話が放送された、TBS・円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマとその作中に登場する巨大変身ヒーローの名称で、TBSにて最初にカラーで放送された特撮テレビ番組。1966年3月の「週刊少年マガジン」で「史上最強の怪獣50 その29 怪獣たいじのせんもん家 ウルトラマン」としてバルタン星人、ネロンガと共に初めて紹介された。
怪獣や宇宙人によって起こされる災害や超常現象の解決に当たる科学特捜隊と、それに協力するM78星雲光の国の宇宙警備隊員のウルトラマンの活躍劇で、作中に登場する怪獣が好評だった「ウルトラQ」に続く「空想特撮シリーズ」の第2作として「ウルトラQ」の世界観を継承する番組として制作・放映された。海外でも1970年代から100を超える国・地域で放映されてきた。
物語の骨子は科学特捜隊のハヤタ隊員が小型ビートルで青い球体と赤い球体を追跡するが、赤い球体と衝突したうえに墜落死する。赤い球体の正体はM78星雲人ウルトラマンで、ウルトラマンは、宇宙の墓場への護送中に逃亡した宇宙怪獣ベムラー(青い球体の正体)を追って地球までやって来た。
自らの不注意でハヤタを死なせてしまったウルトラマンは、その罪滅ぼしとしてハヤタと自分の命を共有して地球の平和を守るために戦うことを決意、こうしてウルトラマンとハヤタは一心同体となった。以後、ハヤタはベーターカプセルを点火させてウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。
中原ちひろさんは1990年京都府生まれ、2012年に富山大学芸術文化学部を卒業、2014年に同大学大学院芸術文化学研究科を修了している。自ら創り続けてきたキャラクター図鑑から登場人物たちを選んで、言葉遊びや記憶の断片を重ねながら「生き物」たちが自由に戯れる物語空間を描いている。
開場時間は11時から19時まで(最終日は17時)。入場は無料。月曜日は休み。

