「東京家族」初日に橋爪功、吉行和子ら舞台挨拶

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【銀座新聞ニュース=2013年1月2日】松竹(中央区築地4-1-1、東劇ビル)は1月19日から丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町センタービル9階、03-3201-2881)で一般公開する「東京家族」の初日に橋爪功さん、吉行和子さんらによる舞台あいさつを開く。

東京家族

1月19日から一般公開される「東京家族」((C)2013「東京家族」製作委員会)。

1月19日10時の回上終了後に、監督の山田洋次(やまだ・ようじ)さんをはじめ、主人公の「平山周吉」役の橋爪功(はしづめ・いさお)さん、平山周吉の妻「平山とみこ」役の吉行和子(よしゆき・かずこ)さん、平山夫婦の長男「平山幸一」役の西村雅彦(にしむら・まさひこ)さん。

平山幸一の妻「平山文子」役の夏川結衣(なつかわ・ゆい)さん、平山幸一の長女の夫「金井庫造」役の林家正蔵(はやしや・しょうぞう)さん、平山幸一の次男「平山晶次」役の妻夫木聡(つまぶき・さとし)さんが舞台に登場してあいさつする。

「東京家族」は映画監督で生誕110年を迎えた小津安二郎(おづ・やすじろう、1903-1963)の「東京物語」(1953年)に影響を受けて制作された作品で、山田洋次さんが監督と脚本を手がけている。ただ、ウイキペディアによると、山田洋次さんは小津安二郎の映画に対し、「毎回同じような内容ばかり」や「何も起きずつまらない」と批判的だったが、敬愛する黒沢明(くろさわ・あきら、1910-1998)が自宅で「小津映画」を熱心に鑑賞しているのを見てショックを受け、近年では自作の中に小津安二郎の影響を少なからず認めているという。

物語は2012年5月、瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉ととみこ夫婦が上京して来たところからはじまり、東京の郊外で個人病院を営む長男の幸一、美容院経営者の長女の金井滋子(中嶋朋子=なかじま・ともこ=さん)、舞台美術の仕事をしている次男・昌次たち家族が、久しぶりに顔を合わせた。

東京滞在中は両親に楽しく過ごしてもらいたいと思う子どもたちだったが、のんびりとした暮らしをしてきた老夫婦とでは、あまりにも生活のリズムが違い、家族の間には少しずつ隙間ができはじめる。忙しい子供たちは、両親の面倒を見ることができなくなり、2人をホテルに行かせてしまう。

そんな対応に、仕方がないと思いながらも、今まで大切に育ててきたのにと淋しさを感じる周吉ととみこだが、そんなある日、とみこが幸一の家で倒れてしまう。

ウイキペディアによると、山田洋次さんは1931年大阪府豊中市生まれ、南満州鉄道のエンジニアだった父親の勤務のため、2歳で満州に渡り、少年期を過ごし、1947年に大連から日本に引き揚げ、1954年に東京大学法学部を卒業して松竹に補欠入社、野村芳太郎(のむら・よしたろう、1919-2005)作品の脚本家、助監督を務め、1961年に「二階の他人」で監督デビューした。松竹ではヌーベルバーグが活躍していた時代にあって、松竹大船調路線の後継者として「下町の太陽」、「馬鹿まるだし」などのコメディを中心とした作品で企業内監督の道を歩む。

1969年に「男はつらいよ」を監督し、観客動員が地味だったが、評判を呼び、その後、27年間に全48作が制作される大ヒットシリーズとなった。1969年に芸術選奨文部大臣賞、その後、2、3年おきに「家族」や「同胞」などを手がけ、高い評価と手堅い成績を収めた。1972年に菊池寛(きくち・かん)賞、2002年に藤沢周平(ふじさわ・しゅうへい、1927-1997)原作の「たそがれ清兵衛」を制作、アメリカの「第76回アカデミー賞」外国語映画部門にノミネートされた。

2004年に藤沢周平原作の時代劇「隠し剣 鬼の爪」で「第7回ジンバブエ国際映画祭」最優秀作品賞を受賞した。同年に横綱審議委員、文化功労者、2008年に芸術院会員、2012年に文化勲章を受賞した。財団法人「いわさきちひろ記念事業団」理事長、関西大学大学院文学研究科、立命館大学映像学部の客員教授、文化学院の特別講師。妻は「平塚らいてうの記録映画を上映する会」副会長を務めた山田よし恵(やまだ・よしえ、1932-2008)。

橋爪功さんは1941年大阪府大阪市生まれ、1961年に文学座付属演劇研究所1期生に合格、1963年に文学座を退団、劇団雲に参加、1974年に舞台「スカパンの悪だくみ」で注目され、1975年に演劇集団「円」の創立に参加、テレビ、舞台、映画と幅広く活躍している。

1989年に「青春家族」のロケで静岡県土肥町(現伊豆市)を訪れて以来、「円」のメンバーや地元の住民たちと年に1回野外演劇「菜の花舞台」を公演している。2006年に「円」の代表に就任した。2010年1月にNHK「かわり目-父と娘の15年」で放送文化基金賞演技賞、2011年に第46回紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞している。

チケットは5日から10日までチケットぴあ「いち早プレリザーブ」を先行抽選販売する。6日から11日まで「プレリザーブ」を抽選販売する。料金は全席指定で一般2000円、大・高生1700円、中学生・小人、シニア、障がい者1200円。