フード協10月外食2.4%減、3カ月ぶり、増税で客数減響く

【銀座新聞ニュース=2019年11月26日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)は11月25日に10月の「外食産業市場動向調査」(全店ベース)を発表した。

ワタミ(大田区羽田1-1-3)は「ミライザカ 銀座5丁目店」(中央区銀座5-9-11、銀座ファゼンダビル、050-7534-2639)など200店で、2020年1月19日まで伊藤ハムのグランドアルトバイエルンとのコラボメニュー「カリーヴルストーグランドアルトバイエルン」(税別399円)を発売している。 焼いたウインナーにケチャップとカレー粉とパセリを掛けた料理だ。

全業態で10月は「東日本に大きな被害をもたらした台風19号が連休を直撃し、関東地方の多くの店が休業・営業時間短縮を余儀なくされ、すべての業態で客数が前年を下回った」という。

また、10月から消費税が増税され、「一部では店内飲食と持ち帰りの税込価格を統一するなど各社対応に追われた。レストランや居酒屋など店内飲食中心の業態では、月前半を中心に、客足にマイナスの影響がみられたところもあった」ことから、外食産業の売上高は前年同月比2.4%減と、3カ月ぶりに前年を下回った(既存店ベースは未公表)。全業態で10月の店舗数は同0.1%減、客数が同5.4%減、客単価が同3.2%増だった。

業態別の売上高では、ファーストフード(FF)が同0.6%増で2015年12月から46カ月連続プラス、ファミリーレストラン(FR)が同5.3%減と3カ月ぶりのマイナス、パブ・居酒屋が同6.5%減と5カ月続けてマイナスとなり、ディナーレストランが同3.4%減と6カ月ぶりに下回った。喫茶が同2.3%減と10カ月ぶりにマイナスだった。

ただ、パブ・居酒屋業態の「パブ・ビアホール」は気温の高い気候の中でビアガーデンが好調で、ラグビーワールドカップの開催で訪日客も含めて客数が増え、売上高が同2.7%増だった。

日本フードサービス協会の統計は会員が187事業者数(2019年9月189、8月188、7月192、6月193、5月192、4月197、3月196、2月199、1月199、2018年12月197、11月202、10月201、9月199、8月190、7月194、6月200、5月204、4月207、3月200、2月195、1月192)、店舗数が3万5005店(3万5237店、3万5544店、3万5390店、3万5617店、3万5646店、3万5763店、3万5798店、3万6467店、3万6659店、3万6637店、3万6567店、3万6380店、3万6602店、3万6572店、3万6524店、3万6689店、3万7232店、3万6843店、3万6759店、3万6359店、3万6197店)が対象。

内訳はファーストフードが52社(51社、52社、52社、55社、57社、56社、57社、57社、56社、58社、57社、60社、57社、59社、61社、61社、60社、59社、55社、54社)、1万9217店(1万9118店、1万9275店、1万9131店、1万9326店、1万9370店、1万9461店、1万9444店、1万9913店、2万0219店、1万9954店、1万9990店、1万9844店、2万0086店、2万0001店、2万0024店、2万0163店、2万0603店、2万0023店、2万0571店、1万9689店、1万9768店)。

ファミリーレストランが51社(49社、49社、49社、52社、50社、52社、50社、57社、52社、53社、52社、52社、51社、52社、50社、53社、52社、54社、56社、52社、52社、50社)、9338店(9569店、9646店、9578店、9749店、9667店、9629店、9622店、9838店、9770店、9814店、9847店、9759店、9848店、9778店、9848店、9921店、9911店、9875店、1万0061店、9187店、9946店、9773店)。

パブ・居酒屋が31社(34社、31社、34社、35社、31社、33社、33社、33社、32社、33社、32社、34社、33社、32社、30社、33社、34社、34社、33社、32社、31社)、2198店(2401店、2312店、2366店、2335店、2317店、2366店、2395店、2378店、2296店、2388店、2335店、2393店、2381店、2241店、2193店、2271店、2361店、2245店、2467店、2247店、2202店)。

ディナーレストランが25社(26社、25社、26社、23社、25社、26社、25社、25社、26社、25社、26社、26社、26社、23社、23社、24社、25社、26社、26社、26社、27社)、991店(988店、1006店、911店、991店、997店、1003店、999店、1010店、1007店、1013店、1012店、1010店、959店、999店、1004店、999店、1000店、1002店、978店、1017店)。

喫茶が12社(13社、15社、14社、13社、13社、13社、15社、14社、14社、14社、16社、16社、14社、15社、15社、15社、15社、17社、16社、16社、16社)、2020店(2040店、2041店、2037店、2038店、2040店、2033店、2062店、2057店、2063店、2062店、2064店、2054店、2059店、2061店、2097店、2081店、2130店、2239店、2229店、2227店、2164店)。

外食産業(上場企業)の売上高上位3社の10月の既存店売上高は1位のゼンショーホールディングス(すき家、国内店舗数1931店)が同0.8%増と3カ月続けてプラス、2位のすかいらーく(全グループ、国内外店舗数3242店)が同7.5%減と3カ月ぶりにマイナス、3位のコロワイド(全グループ、国内2526店)も同4.7%減と3カ月ぶりにマイナスと、ゼンショーグループが堅実にプラスを続けている。