ギャルリー志門で国画会の二宮孝子展、心の赴くままに描く

【銀座新聞ニュース=2021年1月11日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は1月11日から16日まで二宮孝子さんによる個展「こころもよう」展を開いている。

ギャルリー志門で1月11日から16日まで開かれている二宮孝子さんの個展「こころもよう」展に出品される作品。

「国画会」絵画部準会員の二宮孝子さんが新作を中心に「こころもよう」と題して個展を開いている。

国画会は伝統的な文展の審査のありかたに不満・疑問を持った京都在住の日本画家によって、“西洋美術と東洋美術の融合と、新しい日本画の創造”をめざし、1918(大正7)年に「国画創作協会」として結成され、展覧会は「国展」と称した。

当初、日本画部と洋画部(1925年に新設)の2部を擁したが、1928(昭和3)年に解散、第2部が国画会として独立し、以後、絵画部に版画部、彫刻部、工芸部、写真部を加え、1939年までに5部による美術団体として、1945(昭和20)年を除き、毎年春期に東京都立美術館にて公募展を開き、2007年より、国立新美術館で開いている。現在、会員は5部で470人、準会員が260人、会友400人。

二宮孝子さんは毎年、国画展に出品しており、2014年と2017年に「会友賞」を受賞しており、2017年に準会員に推挙されている。2017年の受賞時に「唯、ひたすらに、キャンバスに向かって女性らしい情感を描き続けています。たおやかで、情愛のあふれた目で自然に接し、神秘的な色や官能的な『かたち』を、こころの赴くままに描きたい」としている。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)。