中央の百貨店2月、高島屋以外各店ともプラス、アベノミクス効果?

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【銀座新聞ニュース=2013年3月5日】中央区とその周辺の主要百貨店の2月売上高(速報値、店頭ベース)は大丸東京店、日本橋三越、銀座三越、松坂屋銀座店、松屋銀座店がプラスだったのに対して、日本橋高島屋がマイナスが続いている。

松坂屋銀座店

2月の売上高で6カ月ぶりに20%以上のプラスに転じた松坂屋銀座店。

2月は前年のうるう年に比べて1日営業日減だったが、各店ともバレンタイン商戦が好調で、「株価上昇に伴う資産効果などによる高額品の特選衣料雑貨と宝飾品の好調に加え、紳士服がけん引し」(高島屋)、中には松屋銀座店のように「入店客数は前年実績を下回ったものの、催事の好調などもあり、予算・前年実績ともに上回」ったとしている。いわゆる「アベノミクス」効果が中央区の百貨店にプラスの影響を与えているようだ。

三越伊勢丹ホールディングスの日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は前年同月比2.1%増(1月確定値2.0%減)と3カ月ぶりに前年を上回った。銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)も同5.3%増(同1.1%減)と2カ月ぶりにプラスに転じた。

1月の商品別で見ると、日本橋三越は紳士服・洋品、婦人服・洋品、子ども服・洋品がいずれもマイナスとなったのをはじめ、雑貨以外は軒並み苦戦している。銀座三越は紳士服・洋品、呉服寝具などがプラスで、家具インテリア、家電、食料品もプラスで推移し、苦戦していた食堂・喫茶も横ばいにまで善戦している。

日本橋高島屋(中央区日本橋2-4-1、03-3211-4111)は同2.9%減(同3.4%減)と8カ月続けて前年を下回った。商品別(18店舗ベース)では紳士服、特選衣料雑貨、宝飾品、リビング用品などが前年を上回った。一方、婦人服・婦人雑貨は前年を下回ったものの、2月後半から春物アイテムが好調に推移したという。食料品はバレンタイン商戦が堅調だったが、全体としてはマイナスとなった。

J.フロントリテーリングの大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は同30.9%増(同32.7%増)と10月5日からの増床効果が依然として続いており、7カ月続けて前年を上回った。6月30日に営業を終了する松坂屋銀座店(中央区銀座6-10-1、03-3572-1111)は同20.3%増(同12.4%減)と6カ月ぶりに大幅なプラスに転じた。営業終了に向けたイベントが奏功している。

松屋銀座店(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)は同5.0%増(同0.9%減)と5カ月ぶりに前年を上回った。バレンタインがチョコレートの王道「ボンボンショコラ」に焦点を当て、12回目を迎えた「幸福のぶた」チョコも9店舗12種類が登場し、売り上げ予算、前年実績ともに上回ったとしている。