フィルメックスでティエダン、おだやかな日常等コンペ9作(2)

(「東京フィルメックス」については複数にわたって掲載し、2ではコンペティションについて書き、全文を出した後に、写真をクリックすると、説明が出ます)
【銀座新聞ニュース=2012年11月20日】NPO(特定非営利活動)法人の東京フィルメックス実行委員会(事務局・港区赤坂5-4-14、トレード赤坂ビル3階、03-3560-6393)は11月23日から12月2日の10日間、有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン11階、03-3284-0131)など3カ所で、国内外の映画を上映する「第13回東京フィルメックス」を開催する。

映画 東京フィルメックス6 グレープ・キャンディ

「第13回東京フィルメックス」でコンペティションに参加する「グレープ・キャンディ」。

「東京フィルメックス」は2000年から毎年、東京で行われている国際映画祭で、アジアの新進監督による作品を対象とする「東京フィルメックス・コンペティション」(9作品)では最優秀作品に賞金70万円を授与している。ほかに、審査員特別賞(賞金30万円)、観客の投票により選出される、コンペティション作品と特別招待作品(クロージング作品、オムニバス作品、「東京暗黒街・竹の家」を除く)を対象とした観客賞、3人の学生審査員が選ぶ学生審査賞がある。

審査員は委員長の日本の映画監督、サブ(SABU)さん、イスラエルの映画批評家、ダン・ファイナウさん、映画批評家の秦早穂子(はた・さほこ)さん、イランの女優、ファテメ・モタメダリアさん、フランス人でユニフランス・フィルムズ日本支局長のヴァレリ=アンヌ・クリステン(Valerie-Anne Christine)さんが就任している。

今回、コンペティションに参加する9作品は以下の通り(カッコ内は制作年、上映時間)。

イスラエルのシャロン・バルズィヴ (Sharon Bar-Ziv)さんが監督した「514号室」(2011年、90分)、イスラエルのアミール・マノール (Amir Manor)さんが監督した「エピローグ」(2012年、96分)、イラクのナヒード・ゴバディ(Nahid Ghobadi)さんとビジャン・ザマンピラ(Bijan Zamanpira)さんが共同監督を務めた「111人の少女」(2012年、79分)。

香港のエミリー・タン (Emily Tang)さんが監督した「愛の身替わり」(2012年、88分)、中国のハオ・ジェ (Hao Jie)さんが監督した「ティエダンのラブソング」(2012年、91分)、中国のソン・ファン (Song Fang)さんが監督した「記憶が私を見る」(2012年、87分)。

韓国のキム・ヒジョン(Kim Hee-jung)さんが監督した「グレープ・キャンディ」(2012年、104分)、日本の内田伸輝(うちだ・のぶてる )さんが監督した日本とアメリカの合作「おだやかな日常」(2012年、102分)、日本の高橋泉(たかはし・いずみ)さんが監督した「あたしは世界なんかじゃないから」(2012年、112分)。

有楽町朝日ホールで11月25日13時から「ティエダンのラブソング」を上映し、終了後に監督のハオ・ジェさんと出演者のイェ・ランさんが質問に答える。16時から「愛の身替わり」を上映し、終了後に監督のエミリー・タンさんが質問に答える。

11月26日13時から「愛の身替わり」を上映する。15時50分から「グレープ・キャンディ」を上映し、上映前にキム・ヒジョンさんと出演者のチェ・ウォニョンさんが舞台に登場してあいさつし、終了後にキム・ヒジョンさんが質問に答える。

11月27日15時20分から「エピローグ」を上映し、終了後に監督のアミール・マノールさんが質問に回答する。18時20分から「あたしは世界なんかじゃないから」を上映し、上映前に監督の高橋泉さん、出演者の広末哲万(ひろすえ・ひろまさ)さん、新恵(にいえ)みどりさん、並木愛枝(なみき・あきえ)さん、高根沢光(たかねざわ・ひかる)さん、結(ゆい)さん、カラトユカリ(からと・ゆかり)さん、磯部泰宏(いそべ・やすひろ)さん、中村倫子(なかむら・みちこ)さんが舞台に登場してあいさつする。終了後に高橋泉さんが質問に対応する。

11月28日13時40分から「514号室」を上映し、終了後にシャロン・バルズィヴさんが質問に答える。

11月29日15時50分から「111人の少女」を上映し、終了後に監督のナヒード・ゴバディさんとビジャン・ザマンピラさんが質問に応じる。18時30分に「おだやかな日常」を上映し、上映前に監督の内田伸輝さん、プロデューサーで出演者の杉野希妃(すぎの・きき)さん、篠原友希子(しのはら・ゆきこ)さんが舞台に登場してあいさつする。終了後に内田伸輝さんと杉野希妃さんが質問に応じる。

11月30日15時40分から「記憶が私を見る」を上映し、終了後に監督のソン・ファンさんが質問に答える。

トーホーシネマズ日劇で連日21時30分から11月23日が「ティエダンのラブソング」、11月24日が「グレープ・キャンディ」、11月26日が「記憶が私を見る」、11月28日が「エピローグ」、11月29日が「514号室」、11月30日が「111人の少女」を上映する。舞台あいさつや質疑応答は予定されていない。

料金は基本が前売り1300円、当日が一般1700円、学生、サポーター会員が1300円。東劇が前売り1200円、当日一般1300円、学生などが1000円。東劇東劇のシンポジウムが前売り、当日とも1800円。有楽町朝日ホールが平日昼間3回券を3300円で販売している。