大丸松坂屋画廊で裸婦展、尾崎里樺、鈴木真治、松林淳ら13人

【銀座新聞ニュース=2024年5月9日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は5月9日から15日まで「THE NAKED WOMENーGINZAボニータ2nd」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で5月9日から15日まで開かれる「THE NAKED WOMEN(ネイキッド・ウーマン)-GINZA(銀座)ボニータ2nd(第2回)」のフライヤー。

「裸婦」という対象を通じ、「清廉な麗しさ、妖艶さや色気、凛とした強さなど女性の内なる世界から放つ美しさ」(Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー))を13人の画家が描いた作品を展示する。異なる技法、モチーフで描かれ、それぞれの美意識をもとに描いた現代の裸婦画の世界およそ20点を紹介する。

「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」では2022年5月に最初の「THE NAKED WOMEN(ネイキッド・ウィメン、裸婦)」を開いており、今回が2回目になる。

今回、出品しているのは、市川光鶴(みつる)さん、尾崎里樺(さとか)さん、遅野井梨絵さん、ONOTAKU(オノ・タク)さん、小野月世さん、児玉慶多さん、志賀絵梨子さん、鈴木真治さん、徳田明子さん、松平一民さん、松林淳(あつし)さん、山下千里さん、吉田然奈(さな)さん。

市川光鶴さんは1983年愛知県生まれ、2007年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業、卒業時に卒業制作研究室賞、2009年に同大学大学院造形研究科油絵コースを修了、2006年に同大学学生作品展示プロジェクト(理化学研究所)で副所長賞、2007年に同大学卒業制作で研究室賞を受賞している。

1995年に第21回現創展に出品 (その後、2007年まで出品し、1999年に新人賞、2002年、2004年に努力賞 2003年に奨励賞、2005年に大賞、2006年に協会賞、2007年に会長賞)、2004年に第72回独立展に出品(その後、2007年に新人賞、2011年と2017年に佳作賞、2015年に芝田米三賞、2018年に奨励賞、2019年に損保ジャパン日本興亜美術財団賞、2022年に山田賞、2023年に協会賞会員推挙 90回記念賞)、2012年に独立春季新人選抜展に出品(2012年に新人選抜賞、2018年に前田さなみ賞)、現在、独立美術協会会員。

尾崎里樺さんは1998年埼玉県生まれ、2020年に女子美術大学短期大学部専攻科造形専攻を卒業した。2015年に第58回埼玉県高校美術展で優秀賞、2018年に中札内美術村企画公募展二十歳(はたち)の輪郭でクサカベ賞、2019年に第28回全日本アートサロン絵画大賞展で入選、第87回独立展で新人賞(2021年に入選)、現在、独立美術協会会友。

遅野井梨絵さんは茨城県生まれ、日本デザイン福祉専門学校を卒業、2013年に第98回二科展で会友賞 (2014年、2016年、2017年、2018年も)、2014年に「月刊美術」美術新人賞デビューで入選、新生堂第1回新生絵画賞展で入選、第99回二科展で会友賞(2016年、2017年、2018年にも会友賞)、2017年に第52回昭和会展で入選、第13回世界絵画大賞展で入選している。現在、二科会会友。

ONOTAKUさんは1987年神奈川県生まれ、2012年に東北芸術工科大学院芸術工学研究科を修了している。

小野月世さんは1969年兵庫県生まれ、1994年に女子美術大学絵画科日本画専攻を卒業、在学中の1991年に日本水彩展で奨励賞(1995年に内藤賞、1996年に日本水彩画会会友推挙、2002年に奨励賞、2005年に内閣総理大臣賞)、1993年にアートマインドフェスタ’93で青年大賞、卒業時に卒業制作展で優秀賞、1994年に神奈川県展美術奨学会賞、1996年に同大学大学院美術研究科日本画専攻を修了、2001年に昭和会展で昭和会賞、2019年に白日会展で入選、現在、日本水彩画会理事、白日会会員、女子美術大学非常勤講師。

1996年に日本水彩画会会友推挙、2000年に第35回昭和会展に招待出品(2001年に昭和会賞、2002年に賛助出品)、グループ展「水彩人」に出品(以後、毎年出品)、2005年に日本水彩画展で内閣総理大臣賞を受賞している。現在、日本水彩画会常務理事。

児玉慶多さんは1995年東京都生まれ、2017年に東京藝術大学油画科を卒業、同年に東京都美術館の東京藝術大学修了作品展に出品、2020年にArtglorieux GALLERY OF TOKYOの「若手人気作家によるーGINZA入札販売会」にも出品している。

志賀絵梨子さんは1984年生まれ、2004年に武蔵野美術大学造形学部油絵科を中退、2008年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、2018年に同大学大学院美術研究科芸術学専攻を修了、2009年に富嶽ビエンナーレ展で佳作賞(2011年に優秀賞)、2015年に独立展で新人賞、2019年に春季独立新人選抜展で奨励賞などを受賞している。現在、 美術解剖学会正会員。

鈴木真治さんは1971年埼玉県生まれ、1997年に武蔵野美術大学油絵科を卒業、卒業制作で研究室賞、1999年に同大学大学院を修了、1998年に第74回白日展で一般佳作賞(1999年に安田火災美術財団奨励賞、2001年に準会員、奨励賞、2011年にアルトン賞)、現在、白日会会員。

徳田明子さんは東京都生まれ、東京デザイナー学院を卒業、2010年に第86回白日会に入選(2014年に準会員推挙)、2011年に第43回日展で入選(2013年、2014年、2015年入選、2016年改組日展、2017年も入選)。現在、白日会会員、日本透明水彩会(JWS)会員、ひばりケ丘カルチャーセンター「水彩で人物・静物画を描く」講座講師。

松平一民さんは1971年生まれ、園芸専門学校を卒業、2013年に白甕社(はくおうしゃ)美術展でクサカベ賞を受賞、現在、白甕社会員。

松林淳さんは広島県生まれ、日本大学芸術学部美術学科を卒業、2021年に白日会展で入選、現在、日本透明水彩会会員、伊豆高原透明水彩教室を主宰している。

山下千里さんは1994年東京都生まれ、2017年に筑波大学芸術専門学群を卒業、2019年に同大学大学院人間総合科学研究科を修了している。2017年に改組新第4回日展で入選、2018年に第2回新日春展で入選、第8回前田青邨記念大賞展で入選、ACTアート大賞展2018で優秀賞などを受賞している。

吉田然奈さんは1986年東京都練馬区生まれ、2013年に「TAGBOAT AWARD(タグボート・アワード)」で審査員特別賞(山本美知子賞)を受賞している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。