日比谷「違国日記」完成上映会で新垣結衣、早瀬憩ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2024年5月1日】中堅の映画配給会社の東京テアトル(新宿区新宿1-1-8、御苑テアトルビル、03-3355-1027)と博報堂DYホールディングスグループの博報堂DYメディアパートナーズの子会社、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ(港区赤坂5-3-1、赤坂Bizタワー、03-6441-9696)の映像事業ブランド「ショウゲート」は5月9日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で「違国日記」の完成披露上映会を開く。

6月7日から一般公開される「違国日記」((C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会)。

9日に「違国日記」の完成披露上映会を開き、18時からの上映前に、監督の瀬田なつきさんをはじめ、主人公で人見知りの小説家「高代槙生(こうだい・まきお」役の新垣結衣(あらがき・ゆい)さん、高代槙生の姪「田汲(たくみ)朝」役の早瀬憩(いこい)さん、高代槙生の友人「醍醐奈々」役の夏帆さん、田汲朝の友人「楢(なら)えみり」役の小宮山莉渚(りな)さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「違国日記」はマンガ家のヤマシタトモコさんによるマンガ作品が原作で、ヤング女性向けの月刊マンガ誌「FEEL YOUNG(フィール・ヤング)」(祥伝社)にて、2017年7月号から2023年7月号まで連載され、2019年に「違国日記 4」で第7回ブクログ大賞(マンガ部門)を受賞、「マンガ大賞2019」で第4位、「このマンガがすごい! 2019」でオンナ編第4位、「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)の「BOOK OF THE YEAR 2023」のコミックランキング1位となっている。単行本は全11巻が発売され、累計販売数は170万部を突破している。

田汲朝役はオーディションで抜てきされた新人・早瀬憩さんが演じている。人見知りな35歳の小説家の女性・高代槙生と、両親が亡くなり槙生に引き取られた15歳の姪・田汲朝。なかなか理解し合えない思いを抱えながらも、真っ直ぐに向き合い、次第にかけがえのない関係となっていく姿が描かれている。

物語は大嫌いだった姉を亡くした35歳の小説家・高代槙生が、姉の娘である15歳の田汲朝に無神経な言葉を吐く親族たちの態度に我慢ならず、朝を引き取るところからはじまる。

他人と一緒に暮らすことに戸惑う不器用な槙生を、親友の醍醐奈々や元恋人の笠町信吾(瀬戸康史さん)が支えていく。対照的な性格の槙生と朝は、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、家族とも異なるかけがえのない関係を築いていく。

瀬田なつきさんは1979年大阪府生まれ、横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程を卒業、同大学大学院環境情報学府を修了、東京藝術大学大学院映像研究科を修了、2003年に初めて監督をした映画「とどまるか なくなるか」が「CINEDRIVE(シネドライブ)2003」にて上映され、同年に監督した「爆弾娘疾走」が京都国際学生映画祭2003のコンペティション部門に入選した。

2009年に東京藝術大学大学院修了制作作品の「彼方からの手紙」が大阪アジアン映画祭2009のアジア映画最新作初上映部門にて上映され、同年10月の田辺・弁慶映画祭2009で、「彼方からの手紙」がコンペティション作品として上映され、東京国際映画祭チェアマン特別奨励賞を受賞した。

2010年10月に監督した長編デビュー映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」が第23回東京国際映画祭の日本映画ある視点部門にて上映された。2020年に「ジオラマボーイ・パノラマガール」を監督している。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、5月2日11時締め切り。3日10時から一般発売する。料金は全席指定で2500円均一。プレミアボックスシートは1000円プラス。