東急プラザ銀座で文化サロン、反田恭平コンサート、千宗屋トーク

【銀座新聞ニュース=2016年10月1日】東急不動産(港区南青山2-6-21、TK南青山ビル、03-5414-1099)と東急不動産SCマネジメント(港区南青山2-6-21、TK南青山ビル)は10月28日と30日に「東急プラザ銀座」(中央区銀座5-2-1)の6階「KIRIKO LOUNGE」で「Culture Salon」を開く。

10月28日に東急プラザ銀座でコンサートを開く反田恭平さん。

10月28日に東急プラザ銀座でコンサートを開く反田恭平さん。

東急グループの渋谷の複合文化施設「ブンカムラ(Bunkamura)」と連携した文化イベントとして、6階のキリコラウンジ(KIRIKO LOUNGE)で「カルチャーサロン(Culture Salon)」を開く。

28日19時30分からはピアノ奏者の反田恭平(そりた・きょうへい)さんとサクスフォン奏者の上野耕平(うえの・こうへい)さんが共演する「反田恭平ピアノコンサートウイズ(with)上野耕平」を開く。

反田恭平さんは1994年北海道札幌市生まれ、東京都育ち、2008年に第18回日本クラシック音楽コンクールで最高位、2009年に第2回エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクールで第1位、第16回全日本ジュニアクラシック音楽コンクールで第1位、第63回全日本学生音楽コンクール中学校の部で第2位、2010年に第11回ショパン国際ピアノコンクールインアジア(in Asia)中学生部門ファイナルで銀賞、2012年に高校在学中に第81回日本音楽コンクールで第1位、野村賞、井口賞、河合賞、岩谷賞(聴衆賞)を受賞した。

反田恭平さんと共演する上野耕平さん。

反田恭平さんと共演する上野耕平さん。

2013年にキャンパス特待生として桐朋学園大学音楽学部に入学、9月にロシアへ留学、2014年にチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学、2015年4月に創設以来初のピアノ科全額特待生として桐朋学園ソリスト・ディプロマコースに入学、2014年度、2015年度に公益財団法人「ロームミュージックファンデーション」の奨学生に選ばれる。

2015年5月に「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」で古典派部門で優勝、7月にアルバム「リスト」でデビュー、9月に東京フィルハーモニー交響楽団定期コンサートで共演、12月に「ロシア国際音楽祭」でマリインスキー劇場管弦楽団とのコンチェルトと、リサイタルでマリインスキー劇場でデビュー、2016年1月にサントリーホールで日本でデビューした。現在、ロシアを拠点に国内外にて演奏活動を行っている。

上野耕平さんは1992年茨城県水戸市生まれ、茨城県東海村育ち、8歳から吹奏楽部でサックスをはじめ、2006年に中学1年で第7回日本ジュニア管弦打楽器コンクールサクソフォン部門<小・中学生コース>で金賞、2009年に高校1年で第12回ジュニアサクソフォンコンクールで優勝、第7回日本ジュニア管打楽器コンクールで金賞。

10月30日にトークショーに出演する武者小路千家の千宗屋さん。

10月30日にトークショーに出演する武者小路千家の千宗屋さん。

2011年に第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門で第1位、特別大賞、2014年に東京芸術大学器楽科を卒業、11月に第6回アドルフ・サックス国際コンクールで第2位、アルバム「アドルフに告ぐ」でデビュー、2015年9月の日本フィルハーモニー交響楽団定期公演に出演、2016年4月から昭和音楽大学の非常勤講師を務めている。現在、ぱんだウインドオーケストラコンサートマスター。

30日16時30分からは武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)15代家元後嗣(こうし)の千宗屋(せん・そうおく)さんとアナウンサーの末吉里花(すえよし・りか)さんによるトークショーを開く。

30日は銀座通りの周辺で、茶席を設けて行われる年に1度の野点(のだて)大茶会「第15回 銀茶会」が開かれる。これに合わせて、武者小路千家の千宗屋さんが茶の湯について語る。

武者小路千家は千利休(せんの・りきゅう、1522-1591)の孫で、3代・千宗旦(せんの・そうたん、1578-1658)の次男、千宗守(せんの・そうしゅ、1595-1675)が養子先から戻ってきて、京都武者小路に「官休庵(かんきゅうあん)」を建て、起こしたのが「武者小路千家」である。宗家は京都市上京区武者小路通り小川東入にあり、官休庵は現在では、武者小路千家の茶室を指す場合と財団法人「官休庵」を指す場合がある。

武者小路千家では初代千(一翁)宗守を4世、2代文叔宗守(ぶんしゅく・そうしゅ、1658-1708)を5世として数えていたが、最近は他の2家に合わせて利休より代を数えている。また、武者小路千家の家元は一翁の諱(いみな)「宗守」を受け継ぎ、家元後嗣は「宗屋」、隠居してからは元伯の諱「宗安(そうあん)」を名乗る伝統がある。現在の千宗守さん(1945年生まれ)は14代目にあたり、宗屋さんは2003年に15代家元後嗣に就任している。

千宗屋さんは1975年京都府京都市生まれ、14代目宗守さんの長男で、慶応義塾大学環境情報学部を卒業、文学部に学士入学して日本美術史を学び、2001年に慶応義塾大学大学院修士課程を修了、2003年に同大学大学院文学研究科前期博士課程を修了、「千宗屋」を襲名し、大徳寺にて得度した。2008年から2009年に文化庁文化交流使としてアメリカ・ニューヨークを拠点に活動し、2013年1月に京都府文化賞奨励賞、現在、明治学院大学非常勤講師、慶応義塾大学総合政策学部特任准教授、京都国際観光大使。

末吉里花さんは1976年アメリカ・ニューヨーク生まれ、神奈川県鎌倉市育ち、慶応義塾ニューヨーク学院、慶応義塾大学総合政策学部を卒業、在学中の1996年度にミス慶応に選ばれた。父親は金融アナリストの末吉竹二郎(すえよし・たけじろう)さん。オーガニックコンシェルジュ・オーガニックライフスタイリストの資格を持つ。

反田恭平さんのピアノコンサートは参加費が2500円(税込、ワンドリンク付)、10月1日から6階の数寄屋橋茶房(03-6264-5590)で予約を受け付ける。千宗屋さんのトークショーは無料。