愛媛県フェアで伊予銀の森田頭取「地域の活性化のため」

【銀座新聞ニュース=2012年2月15日】銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)は2月15日から2月20日まで地下2階と地下3階で「愛媛県フェア」を開いている。

銀座三越と共催する伊予銀行(愛媛県松山市南堀端町1)の頭取の森田浩治(もりた・こうじ)さんが初日の夕方、来場して「愛媛県フェア」を約1時間かけて視察した。

森田浩治さんは「このようなイベントを東京のど真ん中で開くことで、愛媛県産品を買ってもらえるし、地域貢献ができる。地域との協力があって地銀がある」と語り、初の銀座でのフェアの意義を強調した。

「愛媛県フェア」は伊予銀行が取り引きのある地元の食品企業を支援するため、銀座三越で開催した初めてのフェアで、愛媛県の16社の企業が出品している。

伊予銀行はこれまでに愛媛県松山市で毎年、地元産品を紹介するイベントを催しており、首都圏ではお台場で地方銀行と共同で6年前から地元産品の紹介イベントを開いている。

今回はこうした取り組みを拡大して、伊予銀行単独で「愛媛県フェア」を開いたもので、森田浩治さんは地元企業があって銀行が存在するとした上で、「地域の活性化のため、チャンスがあれば、毎年開きたい」と述べるなど、継続的に取り組む考えを示した。

「愛媛県フェア」は「白楽天(はくらくてん)」の焼豚玉子飯、「鳥津蒲鉾店(とりづかまぼこてん)」のじゃこかつ、「朝日共販」のしらす、「宇和島農産」のはちみつなどが出品されており、地下3階の「高橋農園」ではレインボーキウイを試食し、改めてその美味さを賞賛した。

森田浩治さんは1943年愛媛県生まれ、1967年に早稲田大学政治経済学部を卒業、伊予銀行に入行、1995年に取締役、1999年に常務、2002年に専務、2005年に頭取に就任している。

営業時間は10時から20時。