銀座ニコンで北島敬三「3.11被災地」展

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【銀座新聞ニュース=2013年3月9日】ニコン(千代田区丸の内3-2-3、富士ビル、03-3214-5311)が運営する銀座ニコンサロン(中央区銀座7-10-1、03-5537-1434)は3月13日から26日まで北島敬三さんによる個展「プレイス(PLACES)」を開く。

銀座ニコンサロンで3月13日から26日まで開催される北島敬三さんの個展「プレイス(PLACES)」に展示される作品。

写真家の北島敬三(きたじま・けいぞう)さんが3.11以降に訪れた被災地の風景写真をニコンサロン特別企画展として開く。

北島敬三さんは3.11当日、北海道釧路で撮影しており、テレビに映し出された映像では、釧路港周辺でさきほどまで撮影していたショッピングモールの駐車場でクルマが押し流されている情景が映された。しかし、そうした光景をテレビで見ながらも、北島敬三さんは予定通り3月末まで北海道各地の風景の撮影を続けたが、4月初旬に被災地に向かった。

北島敬三さんは1954年長野県須坂市生まれ、1974年から1976年までワークショップ写真学校「森山大道(もりやま・だいどう)教室」2期生、1975年に個展を開き、1976年に東京・新宿2丁目に「森山大道教室」の卒業生などと自主運営ギャラリー「キャンプ(CAMP)」を開設した。

1979年に「キャンプ」で月1回、連続写真展「写真特急便 東京1-12」を開き、1981年に日本写真協会新人賞、1983年に第8回木村伊兵衞(きむら・いへえ)賞、2001年に自主運営ギャラリー「フォトグラファーズギャラリー(photographer’s gallery)」を開設、2007年に第32回伊奈信男(いな・のぶお)賞、2010年に第26回東川賞国内作家賞、日本写真協会作家賞、2012年にさがみはら写真賞を受賞している。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は15時)。入場は無料。