広島・安芸高田市がアート活動で移住セミナー、岩淵貞哉、島田愛子ら

【銀座新聞ニュース=2017年9月22日】】広島県(広島県広島市中区基町10-52、082-228-2111)は9月25日に「アーツ千代田3331」(千代田区外神田6-11-14)で「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー“アーティスト×地方ライフ編“-東京じゃなくてもアートはできる。地方ライフアーティスト募集します-」を開く。

9月25日に「アーツ千代田3331」で開かれる「第5回ヒロビロ(HIROBIRO).ひろしまイン(in)トーキョー」のフライヤー。

広島県と「広島県交流・定住促進協議会」が今回は安芸高田市(あきたかたし)と共催で開く5回目の「ヒロビロ(HIROBIRO).ひろしまイン(inキョー」で、広島県安芸高田市で実際にアーティスト活動をしている移住者から創作活動と地方移住についてに語ってもらい、実際に安芸高田市に移住し、空き家アトリエを活用しようとしている若者を募集する。

ゲストは「美術手帖」の編集長、岩淵貞哉(いわぶち・ていや)さん、画家でアトリエ「ポロンピーガロン」で主宰している島田愛子(しまだ・あいこ)さん、金属彫刻家の田中賢(たなか・けん)さん、画家の後藤靖香(ごとう・やすか)さんで、広島県内の田園地帯や山里で活動しているアーティストが現状と課題について語る。

当日は第1部が19時から広島県が移住促進対策や安芸高田市、北広島町の取り組みについて説明し、19時5分から20時5分まで岩淵貞哉さんと座談形式で、島田愛子さんのアート拠点「筏津芸術村」の運営、田中賢さんの同じ地域で活動する彫金作家との新しい仕組みつくり、後藤靖香さんの創作活動などについて紹介する。

20時5分から20時35分まで岩淵貞哉さんが8月下旬に広島を訪問し、3人との話を踏まえて、東京と地方をつなぐ新しい創作スタイルやそれを支える新しい仕組みについて提案する。20時35分から第2部で、21時まで参加者と意見交換する。

ウイキペディアによると、安芸高田市は2004年3月1日に広島県高田郡にあった吉田町(1896年成立)、八千代町(1960年成立)、美土里町(1956年成立)、高宮町(1956年成立)、甲田町(1956年成立)、向原町(1937年成立)が合併(新設合併)して誕生し、高田郡が消滅した。

市役所は旧吉田町にある。吉田町は戦国大名の毛利元就(もうり・もとなり、1497-1571)の居城があった吉田郡山城の城下町を由来とし、高田郡の中心地として栄えた。

人口は2万8761人(2017年5月1日)で、産業人口(2005年総計調査)は第1次産業が約3000人(19%)、第2次産業が約5000人(29%)、第3次産業が9000人(52%)となっており、農作物ではシイタケ、アスパラガス、ナシ、リンゴ、ハブソウ茶、ユズ、米など、水産物ではアユ、ヤマメ、イワナなどの川魚、加工品として日本酒(喜美福、三矢の訓、百万一心、向井桜、神の蔵、山陽愛泉)、味噌、しょう油、豆腐などが盛んとされている。

岩淵貞哉さんは神奈川県生まれ、慶応大学経済学部を卒業、2002年に「美術手帳」編集部に入社、2008年に「美術手帖」編集長、現在、美術出版社執行役員。

島田愛子さんは広島県生まれ、多摩美術大学絵画学科日本画専攻を卒業、結婚後、夫婦で広島県北広島町に移り、木版画に転向し、木版ユニット「ポロンパ」を結成し、2013年に自宅に画廊「ポロンピーガロン」を開設した。

田中賢さんは広島県生まれ、2015年に広島市立大学芸術学部美術学科彫刻専攻を卒業、2016年に安芸高田市に移り、制作に取り組み、2017年に彫金作家の山中洋明(やまなか・ひろあき)さん、原田武(はらだ・たけし)さんと「金属3人展」を開いている。

後藤靖香さんは広島県生まれ、京都精華大学芸術学部造形学科洋画コースを卒業、2010年に国立国際美術館の「絵画の庭」展に参加し、「ボカ(VOCA)展2011」で奨励賞、2010年に広島県北広島町に移り住んでいる。

時間は19時から21時で、参加費は無料。希望者は参加者名、連絡先を「ひろしま暮らしサポートセンター」(NPO法人ふるさと回帰支援センター内)に電話(080-5873-3296)またはメール(chisouzou@pref.hiroshima.lg.jp)で申し込む。定員は約20人。また、終了後、懇親会があり、会費は500円。