コンビニ7社3月売上高0.4%増も客数15カ月ぶり減、店舗減22カ月

【銀座新聞ニュース=2024年4月23日】日本フランチャイズチェーン協会(港区虎ノ門3-6-2、第2秋山ビル、03-5777-8701)は4月22日、コンビニ7社の3月の統計調査(既存店ベース)を発表した。

トーヨービバレッジは4月30日から日本橋榮太樓監修のチルドカップ飲料「飲むあんみつ風ぜりぃ」(税別238円)を全国のコンビニで発売する。榮太樓のこだわりの黒みつとつぶあんを使用し、「和菓子屋のあんみつ」の味わいをイメージしたゼリー飲料で、白桃とみかんの果肉を加えている。

同統計調査はセイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン・デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソンのコンビニ7社の動向をまとめている。

コンビニ7社の3月の売上高は前年同月比0.4%増の9317億2900万円と4カ月連続のプラスとなった。3月は気温の低下により、温かい調理麺、カップ麺、ホット飲料などが好調だったことに加え、パン、デザートなども好調に推移し、売上高が前年を上回っている。また、客単価は2カ月続けてのプラスだった。

商品別では全体の36.3%を占める「日配食品」が同1.3%増と25カ月続けてプラス、27.0%を占める「加工食品」が同1.9%増と23カ月続けてプラス、31.6%を占める「非食品」が同0.2%減と2カ月ぶりにマイナス、5.1%を占める「サービス」が同9.3%減と3カ月続けて前年を下回った。

「日配食品」はコーヒーなどのカウンター商材、おにぎり、弁当などの米飯類、パン、調理パン、惣菜類、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナーなど)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズなど)、ちくわ類などの練物、ケーキなどの生菓子、サラダ、デザート類など。

ファミリーマートは4月23日からデザイナーの落合宏理さん、コクヨと共同開発した「コンビニエンスウェア」の文具ライン35アイテムを全国のファミリーマート約1万6300店で発売する。ハサミ(税込748円)やカッターナイフ(548円)、カドがたくさんある消しゴム(348円)、ホッチキス(698円)、針なしホッチキス(878円)、スティックのり(298円)、テープのり(348円)、ゲルインクボールペン(198円)、2WAYマーカー(198円)、キャンパス綴じノート(B5版228円、A6版178円)などがある。

「加工食品」は生菓子以外の菓子類、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、ビール、ワイ1ンなどのアルコール飲料、食塩、砂糖、味噌、しょう油などの調味料、コーヒー、お茶などの嗜好品、米穀、乾物、各種の缶・瓶類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品など。

「非食品」はたばこ、雑誌、新聞、衣料品、袋物類、文具類、乾電池、テープ、フィルム、電球・蛍光灯、燃料、サングラス、園芸用品、ゲームソフト、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙など。

「サービス」はPOSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チケット、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券、クリーニングなど。ただし、電力料金などの公共料金などの扱いは含まない。

株式会社たらみ(0120-14-1105)は4月22日から「FRUIT ENERGY(フルーツエナジー) 6大栄養素 りんごゼリーヨーグルト風味」(税別210円)をコンビニなどで発売する。身体に欠くことのできない6大栄養素(たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)を一度に摂ることができるパウチゼリーで、赤りんごと青りんごの果汁を使用し、りんごの甘酸っぱい果汁感とヨーグルトの風味を楽しめる。

店舗数は同0.2%減の5万5620店と22カ月続けて前年実績を下回った(2024年2月5万5657店、1月5万5657店、2023年12月5万5713店、11月5万5771店、10月5万5746店、9月5万5790店、8月5万5810店、7月5万5772店、6月5万5742店、5月5万5724店、4月5万5759店、3月5万5739店、2月5万5852店、1月5万5787店、2022年12月5万5838店、11月5万5825店、10月5万5830店、9月5万5872店、8月5万5926店、7月5万5914店、6月5万5887店、5月5万5904店、4月5万5922店、3月5万5912店、2月5万5931店、1月5万5956店。

2021年12月5万5950店、11月5万5928店、10月5万5938店、9月5万5949店、8月5万5940店、7月5万5931店、6月5万5890店、5月5万5889店、4月5万5868店、3月5万5828店、2月5万5897店、1月5万5911店、2020年12月5万5924店、11月5万5906店、10月5万5872店、9月5万5852店、8月5万5841店、7月5万5797店、6月5万5782店、5月5万5769店、4月5万5772店、3月5万5710店、2月5万5460店、1月5万5581店)。

また、前月比では3月は2月を下回った。

来店客数は0.6%減の12億7984万人と15カ月ぶりにマイナスだった。客単価は同1.0%増の728.0円と2カ月続けて前年を上回っている。