コニーがコレド室町3でミッキー、わんちゃん等の白皮バッグ

【銀座新聞ニュース=2022年11月11日】かばん類を製造企画販売するコニー(兵庫県豊岡市佐野81-5、0796-23-6345)は11月11日から2023年1月4日まで「コレド室町3」(中央区日本橋室町1-5-5、080-1299-1861)で「CREEZAN」シリーズのポップアップストアを開く。

コニーが11月23日から2023年1月4日まで「コレド室町3」のポップアップストアで販売する「CREEZAN(クリーザン)」のディズニーコレクション。左からスマートフォンが収まるモバイルショルダー、大容量のトートバッグ、タブレットパソコンが入るミニブリーフケース。

1975年に設立したコニーは従来、大手企業や有名ブランドのバッグ類のOEM(相手先ブランド)供給を行ってきたが、2015年に初の自社ブランドとして「CREEZAN(クリーザン)」を商品化、その中のフラッグシップがホワイトレザーのみの「JETTER(ジェッター)」シリーズだ。

今回はこの「JETTER」をベースに、ミッキーマウスやディズニー映画「101匹わんちゃん」のキャラクターをデザインしたバッグ、ユニセックスな6アイテムを販売する。また、革小物ブランド「itten-itten(イッテン・イッテン)」も扱う。

ミッキーマウスをデザインしたバッグには、特別に描き下ろした「旅するミッキー」を配している。コバにはミッキーの靴をイメージした黄色をあしらった。バッグの内装にはミッキーマウス、地球儀、飛行機のプリントを施してある。また、内装と同じデザインをプリントした特別仕様の保管袋が付いている。「MINI BRIEFCASE(ミニブリーフケース)」が税込4万4000円、「ROUGH TOTE(ラフトート)」が5万9400円、「MOBILE SHOULDER(モバイルショルダー)」が3万800円。

「101匹わんちゃん」のバッグには、ダルメシアンの母犬パディータをプリントし、父犬ポンゴの首輪の赤色をアクセントにしている。すべての製品には、各キャラクターをイメージしたチャームを付属している。バッグの内装にダルメシアン柄を施してある。「SACOCHE(サコッシュ)」が4万4000円、大容量の「SQUARE TOTE(スクエア・トート)」が5万3900円、縦長デザインの「スクエア・ミニショルダー」が5万7200円。

「JETTER」はイタリア産のシュリンクレザーを使用し、ソフトな風合いが特徴としている。表面には強撥水加工を施し、雨や汚れにも強く、ファスナーはYKK社の「EXCELLA(エクセラ)」を使用している。

「豊岡鞄」によると、豊岡かばんは奈良時代から始まる柳細工を起源とし、江戸時代には柳行李生産の隆盛をむかえ、大正時代以降はその伝統技術と流通経路を基盤に、新素材への挑戦とミシン縫製技術の導入によりかばんの生産地になったという。

江戸時代には豊岡藩の独占取扱品として、柳こうりの生産が盛んになり、1668年に京極伊勢守高盛(きょうごく・いせのかみ・たかもり、1650-1709)が丹後国から豊岡に移封され、柳の栽培、製造販売に力を注ぎ、土地の産業として奨励したのが始まりとしている。

1936年に開かれたベルリンオリンピックの日本選手団のかばんとして、豊岡のファイバーかばんが採用され、この頃には、「ファイバーかばん」」が、豊岡かばんの主流を占めた。1953年に従来のスーツケースの胴枠を改造し、外型崩れ防止にピアノ線を使用したかばんが生まれ、軽くて強靭など、これまでの欠点を補い、他商品を圧倒したという。戦後は豊岡には300を越えるかばん関連企業が生まれ、全国生産の80%のシェアを占めている。

営業時間は11時から20時。