蔦屋書店で奥村靫正のシルクスクリーン作品展、YMO「BGM」等

【銀座新聞ニュース=2022年11月11日】「スモール出版」を運営するスモールライト(中野区東中野3-14-1、グリーンビル、03-5338-2360)は11月12日から25日まで銀座 蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)で奥村靫正さんのシルクスクリーン作品を展示販売する。

スモールライトが11月12日から25日まで銀座 蔦屋書店で開く奥村靫正さんのシルクスクリーン作品展に出品されるYMOの「テクノデリック」(1981年)のレコード・ジャケットのシルクスクリーン版。

1970年代にデザイナー集団「WORKSHOP MU(ワークショップ・ミュー)!!」のメンバーとして、はっぴいえんど、細野晴臣さん、大滝詠一(1948-2013)、サディスティック・ミカ・バンドなど多くのレコード・ジャケットのデザインを手がけたアートディレクター、グラフィックデザイナーで画家の奥村靫正(ゆきまさ)さんが加藤和彦(1947-2009)の「パパ・ヘミングウェイ」(1979年)、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の「BGM」(1981年)と「テクノデリック」(1981年)といったレコード・ジャケットのオリジナルを、シルクスクリーンで最新版に再構築した作品などを展示販売する。また、関連グッズも展示する。

YMOの「テクノデリック」や「BGM」、加藤和彦の「パパ・ヘミングウェイ」は、今回、奥村靫正さんがリルクスクリーンとして再構築し、受注方式で制作する。いずれも奥村靫正さんの直筆サインが入る。

今回、銀座 蔦屋書店でシルクスクリーン作品展を開く奥村靫正さん

ウイキペディアなどによると、奥村靫正さんは1947年愛知県生まれ、1968年に桑沢デザイン研究所を卒業、1970年にデザイナー集団「WORKSHOP MU!!」の設立に参加、はっぴいえんど、サディスティック・ミカ・バンド、キャロルなどロックミュージックのレコードアルバムのデザインに携わり、1977年にデザイナー集団の「ザ・ステューディオ・トウキョウ・ジャパン(TSTJ Inc.)」を設立した。

YMOのアートディレクターとして、レコード、アルバム、ポスター、映像、ステージ、コマーシャルなどを手がけ、ほかにも多くの歌手、グループのアートディレクションを担当し、1982年からADC賞を4回受賞、キリン、サントリー、西友など多くの広告に携わった。

1989年に日本で初のパソコンによるグラフィック作品を制作し、2003年にグッドデザイン賞金賞、2007年にニューヨーク「The One Show(ワンショウ)」デザイン部門で金賞、2014年にADC会員賞などを受賞した。2005年から2013年まで女子美術大学芸術学部ヴィジュアルデザイン専攻教授、2013年から2014年まで同大学特任教授を務めた。現在、東京ADC(東京アートディレクターズクラブ)会員、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)会員、東京TDC(東京タイプディレクターズクラブ)会員。

開場時間は11時から19時まで。入場は無料。休みは月曜日。