丸善丸の内で牡丹靖佳「たびする木馬」原画展

【銀座新聞ニュース=2022年12月1日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は12月1日から26日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで牡丹靖佳さんによる「たびする木馬」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で12月1日から26日まで開かれている牡丹靖佳さんの「たびする木馬」原画展に展示されている絵本の表紙。

画家の牡丹靖佳(ぼたん・やすよし)さんが10月31日に絵と文を手がけた「たびする木馬」(アリス館、税込1760円)を刊行したのを記念して、原画12点を展示している。

「たびする木馬」はメリーゴーラウンドの白馬「ブラン」が長い年月を経て、いろいろな場所を旅する物語で、楽しいことも、悲しいこともたくさんある旅の中で、淡々と時間が流れながらも、ブランがその時々でどう感じたかを想像し、楽しむ絵本になっている。また、「背景と馬の変化で物語が進む、木馬定点絵本」としている。

牡丹靖佳さんは1971年大阪府生まれ、1990年にアメリカにわたり、1991年にニューヨークのビジュアルアーツ校(School of Visual Arts)に入学、1997年に同校を卒業、2002年に第5回岡本太郎記念現代美術大賞展に出品した。

2003年に個展を開き、2006年にモンブラン国際文化賞授賞式に参加、2012年にアメリカのポラック・クラスナー(Pollock-Krasner)財団より助成授与作家に選ばれ、その後、個展のほかグループ展に出品している。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。