ノエビアギャラリーで城島守洋「伝統文様」展、武者幟や旗等

【銀座新聞ニュース=2023年1月9日】国内化粧品業界第7位のノエビアホールディングス(兵庫県神戸市中央区港島中町6-13-1)傘下のノエビア(東京本社・中央区銀座7-6-15、03-5568-0300)が運営するノエビア銀座ギャラリー(中央区銀座7-6-15、ノエビア銀座ビル、0120-401-001)は1月10日から3月17日まで「和の染ー現代に息づく伝統文様」を開く。

ノエビア銀座ギャラリーで1月10日から3月17日まで開かれる「和の染ー現代に息づく伝統文様」のフライヤー。

「城島旗染工(じょうじまはたせんこう)」(佐賀県小城市牛津町柿樋瀬1101-3、095-266-0101)は、旧長崎街道沿いにて100年以上前から端午の節旬の武者幟(のぼり)や大漁を願う大漁旗など、祝いを彩る染を伝統技法により手がけてきた。

4代目社長で、染職人の城島守洋さんは古来より受け継がれてきた伝統文様を、大胆なデザインと鮮やかな色彩で、現代に蘇らせており、今回は伝統を次世代へと伝える、独創的なアート作品を展示する。

ノエビア銀座ギャラリーによると、水が流れる様子を線で表現した「流水」は、流れが厄を流し、よどむことのない「清らかさ」を意味し、蔓が伸びていく様子を表した「唐草」は、蔓の生命力から「長寿」や「繁栄」を意味しているという。

朝日新聞デジタル(2022年5月20日付)によると、城島守洋さんの作品は、「日本の伝統の『唐草』や『鱗(うろこ)』の文様や家紋をモチーフにしたデザインで、原色に近い色合いを組み合わせ、現代風にアレンジ」している。

水が流れる様子を線で表現した「流水」と、蔓が伸びていく様子を表した「唐草」文様。

城島守洋さんは1954年佐賀県生まれ、明治(1868年から1912年)の後期に城島儀右エ門が創業した「城島商店」を1997年に「株式会社城島旗染工」に改名し、スタッフ10人で旗・のぼりなどを制作している。

これまでに2002年にイタリア・ミラノ、2011年にトルコ・イスタンブール、2018年にアメリカ・ニューヨークで(18年)に武者のぼりとタペストリー(tapestry、壁掛けなどに使われる室内装飾用の織物の一種)の個展を開いている。

開場時間は9時から17時30分まで。入場は無料。