丸善丸の内で久山一枝「水彩・水墨」展、彩と墨の織りなす世界

【銀座新聞ニュース=2023年1月29日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は2月1日から7日まで4階ギャラリーで「『水彩画 日本の美しい風景を描く』刊行記念展 久山一枝 水彩・水墨の世界」を開く。

丸善・丸の内本店で2月1日から7日まで開かれる「久山一枝 水彩・水墨の世界」のフライヤー。

「水彩画と水墨画の手法を自らのものとして、日本の多様な風景を、やさしく清浄なまなざしでとらえてきた」(丸善)久山(くやま)一枝さんが2月10日に「水彩画 日本の美しい風景を描く」(日貿出版社、税込2750円)、2022年11月に「はじめよう水墨画 動画で楽しむ」(日貿出版社、1870円)を刊行したのを記念して、最新作品を展示する。丸善では、久山一枝さんの「彩り」と「墨」が織りなす独自の世界を楽しんでほしいとしている。

「水彩画 日本の美しい風景を描く」は豊富な作例とともに水彩画のテクニックを分かりやすく教える技法書で、特に重要なポイントでは解説動画も見られるQRコード付きになっている。「はじめよう水墨画 動画で楽しむ」も新しいモチーフで水墨画を描く楽しさを紹介し、各項目にはQRコード付きで、詳細な描法がわかる動画が見られる。

久山一枝さんは静岡県生まれ、1967年に東京藝術大学工芸科を卒業、1969年に同大学大学院彫金専攻を修了、「石井幹子デザイン事務所」を経て、1971年に独立して「アトリエ」を設立、宝飾品のデザイン、制作をはじめ、1978年から水墨画を描きはじめ、1990年に日本水墨画賞、1994年に日本クラフト賞を受賞した。現在、「新水墨画協会」を主宰している。

開場時間は10時から21時(最終日は16時)。