22年映画興収、32%増の2131億円、2年連続増、本数20%増

【銀座新聞ニュース=2023年2月1日】松竹、東宝、東映、角川映画の映画製作配給大手4社で構成される一般社団法人「日本映画製作者連盟」(中央区日本橋1-17-12、日本橋ビルディング、03-3243-9100)はこのほど、2022年の映画概況を発表した。

2022年の映画興行収入で1位となったアニメ「ONE PIECE FILM RED(ワンピースフィルムレッド)」((C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会)。

現在、一般公開されている「ONE PIECE FILM RED(ワンピース・フィルム・レッド)」((C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会)は、1月29日に終映する予定だ。

それによると、映画の興行収入は前年比31.6%増の2131億1100万円で、2年続けて前年を上回った。邦画が同14.2%増の1465億7900万円で2年連続増、洋画が同98.3%増の665億3200万円で3年ぶりに前年を上回った。

入場者数は同32.4%増の1億5201万人で、2年連続増だった。一方で、平均入場料金は前年より8円減って(同0.6%減)1402円だった。

公開本数は同19.2%増の1143本と3年ぶりの増加、邦画が634本(2021年は490本)、29.4%増、洋画が509本(同469本)、8.5%増だった。スクリーン数は3634スクリーンで、前年より14スクリーン減少した。

邦画と洋画を合わせた年間のトップ10は1位が邦画「ONE PIECE FILM RED(ワンピースフィルムレッド)」(2022年8月6日公開、197億円)、2位が邦画「劇場版 呪術廻戦 0」(2021年12月24日公開、138億円)、3位が洋画「トップガン マーヴェリック」(5月27日公開、135億7000万円)。

4位が邦画「すずめの戸締まり」(11月11日公開、131億5000万円)、5位が邦画「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」(4月15日公開、97億8000万円)、6位が洋画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」(7月29日公開、63億2000万円)。

7位が邦画「キングダム2 遥かなる大地へ」(7月15日公開、51億6000万円)、8位が洋画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(4月8日公開、46億円)、9位が邦画「シン・ウルトラマン」(5月13日公開、44億4000万円)と洋画「ミニオンズ フィーバー 」(7月15日公開、44億4000万円)。