大丸松坂屋画廊で今林明子、手綱笹乃ら「鼓動」展、長野剛も

【銀座新聞ニュース=2023年3月15日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は3月16日から22日まで犬飼将隆さんらによるグループ展「鼓動-The beat-vol.3」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で3月16日から22日まで開かれるグループ展「鼓動-The beat(ビート)-vol.3(第3回)」に出品される長野剛さんの「Angel of Grace(エンゼル・オブ・グレイス)」。

2021年、2022年に続いて、3回目の「鼓動展」はアメリカの「ルーカスフィルム(Lucasfilm Ltd. LLC)」のオフィシャルイラストレーターの長野剛さんを迎えて開く。「鼓動展」は日本文化の魅力を多面的な解釈で表現する個性豊かな若手作家14人によるグループ展で、「彼らの個性が新風となり、国内外の多くの人々の心を掴んで欲しいと願」うとしている。

出品するのは、油彩画の犬飼将隆(まさたか)さん、絵画と写真の今林明子さん、油彩画の長内絵海さん、日本画の黒木美都子さん、油彩画の國府田姫菜(ひめな)さん、絵画の清水円加(まどか)さん、洋画の辻本健輝(けんき)さん。

油彩画の津村果奈さん、日本画の手綱笹乃さん、パステル画のHIRO(ヒロ)さん、画家の平林孝央さん、画家の歩咲(佐藤、ほえむ)さん、画家の丸山純奈さん、油彩画の吉田然奈(さな)さんら。また、イラストレーター、画家の長野剛さんが賛助出品し、15人が参加する。

犬飼将隆さんは1996年愛知県生まれ、2019年に愛知県立芸術大学美術学部油画専攻を卒業している。

今林明子さんは1985年福岡県生まれ、2008年に福岡教育大学教育学部生涯スポーツ・芸術課程美術専攻を卒業、2010年に佐賀大学大学院教育学研究科を修了、2016年に文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてポーランド・クラクフに留学し、クラフク美術アカデミーの研究生として学んでいる。

2007年に第61回二紀展で入選(以後、毎年出品し、入選。2008年に優賞、2010年に二紀賞、2012年に損保ジャパン美術財団賞、2014年に宮永賞)、2007年に「TURNER ACRIL AWARD(ターナー・アクリル・アワード)2007」で大賞、2009年に第24回ホルベイン・スカラシップ奨学生に選ばれ、2015年に第17回雪梁舎フィレンツェ賞展で佳作などを受賞している。

黒木美都子さんは1991年東京都生まれ、2014年に多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻を卒業、2016年に同大学大学院美術研究科絵画専攻日本画領域博士前期過程を修了、在学中の2015年に「FACE(フェイス)展2015損保ジャパン日本興亜美術賞展」で審査員特別賞を受賞している。

國府田姫菜さんは1994年茨城県生まれ、2017年に東北芸術工科大学芸術学部洋画コースを卒業、卒業時の卒業制作展で優秀賞、同年に神山財団の奨学生、佐藤美術財団の奨学生、日本藝術文化財団の奨学生、2018年に第1回DBCアートアワードで入賞、2019年に同大学大学院芸術文化専攻洋画領域を修了、山形の「龍神伝説」や東洋に広く伝わる「羽衣伝説」などを題材として描いている。

清水円加さんは1998年東京都世田谷区生まれ、2020年に女子美術大学短期大学部専攻科を卒業、2019年に第73回二紀展で入選(2021年に二紀賞)、同年に第28回全日本アートサロン絵画大賞展で入選、2020年に「全国絵画公募展 IZUBI final(イズビ・ファイナル)」で入選、2021年に「第30回東京二紀展」で佳作を受賞している。

辻本健郎さんは1989年長崎件生まれ、長崎美術学院本科を修了、2013年に第48回昭和会展で松村謙三賞、第11回春季二紀展で奨励賞、「AtelierTakk」を主宰している

津村果奈さんは2020年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻を卒業、卒業時に卒業制作展で優秀賞を受賞している。

手綱笹乃さんは1990年静岡県生まれ、2014年に多摩美術大学日本画専攻を卒業、在学時の2013年に第21回三菱商事アートゲートプログラムで入選、2014年に佐藤国際文化育英財団24期の奨学生、2016年に同大学大学院美術研究科絵画専攻日本画領域修士課程を修了、現在、武蔵野美術学園 造形芸術科研究室副手。

HIROさんは神奈川県生まれ、武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科を卒業、大手電機メーカーに勤務し、2017年にパステル画のインストラクター資格を取得、2018年に日本とフランスの現代美術世界展で入選している。

平林孝央さんは1984年長野県生まれ、2007年に東京学芸大学を卒業、同年に第9回雪梁舎フィレンツェ賞展で優秀賞、2008年に独立展で新人賞、2011年に東京藝術大学大学院を修了、2015年に「Young Art Taipei(ヤング・アート・タイペイ)2015」に出品、同年にロサンゼルスで「Art Collector Starter Kit(アート・コレクター・スターター・キット)」に参加している。

歩咲さんは2019年に女子美術大学短期大学部を卒業、2020年に女子美術大学短期大学部専攻科を卒業、2021年に光風会で入選している。

丸山純奈さんは1999年埼玉県生まれ、2019年に女子美術大学短期大学部造形学科美術コースを卒業、在学中の2018年に「第14回世界絵画大賞展」で入選、「女子力展2018アートコンペ」で第1位、「第48回純展」で入選、2019年に「全日本アートサロン大賞展」で佳作、「女子美術大学卒業制作」で研究室奨励賞、現在、同大学短期大学部専攻科に在籍している。

吉田然奈さんは1986年東京都生まれ、2013年に「TAGBOAT AWARD(タグボート・アワード)」で審査員特別賞(山本美知子賞)を受賞している。

長野剛さんは1961年東京都生まれ、日本大学芸術学部美術学科油彩科を卒業、デザイン事務所、グラフィックデザイナーを経て、1988年よりフリーイラストレーターとして活動している。CGを使用せず、油絵具を使用した手書きで絵を描いている。

開場時間は10時30分から20時(最終日は18時)まで。入場は無料。作品は「すみれ画廊」のHPで15日21時から公開し、販売を受け付ける。