丸善丸の内で「イロドリアル」が色鉛筆リアル原画展、実演も

【銀座新聞ニュース=2023年3月22日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は3月22日から28日まで4階ギャラリーで「塗り絵式 写真にしか見えない 色鉛筆画上達ドリル【動物編】」出版記念イロドリアル原画展を開く。

丸善・丸の内本店で3月22日から28日まで開かれる「塗り絵式 写真にしか見えない 色鉛筆画上達ドリル【動物編】」出版記念イロドリアル原画展のフライヤー。

リアルを追求する、新進気鋭の色鉛筆画家ユニット「イロドリアル」が3月8日に「塗り絵式 写真にしか見えない 色鉛筆画上達ドリル【動物編】」(グラフィック社、税込1870円)を刊行したのを記念して、著書全3冊に掲載されたイロドリアル6人の原画44点を展示販売する。

「イロドリアル」は音海(おとみ)はる(本名は工藤陽樹=はるき)さん、みやかわさん、ぼんぼんさん(ユニットの代表)、三賀亮介(みか・りょうすけ)さん、石川@色鉛筆(本名は石川道子)さん、リヒトさんの6人組のユニットで、2019年に活動をはじめ、色鉛筆を使って写真のようにしか見えない作品を制作している。これまでに、2020年10月に「イロドリアルの超リアルな色鉛筆画」(ソーテック社)、2021年9月に「塗り絵式 写真にしか見えない 色鉛筆画上達ドリル【基本編】」(グラフィック社)を刊行しており、今回が3冊目になる。

音海はるさんは2001年山形県生まれ、2020年に東北生活文化大学在学中にSNSに投稿したネコのイラストが「まるで写真みたい! 」と話題になった。病気の影響で、右目を失明しているが、2017年にユネスコ創造都市ネットワークの映画分野に認定された山形市の創造都市推進事業のひとつとして「ぬり絵プロジェクト」が進められており、音海はるさんも協力している。

みやかわさんは早稲田大学創造理工学部を卒業、高校1年生の時に色鉛筆と出会い、「授業中のらくがき」の延長で色鉛筆画を描きはじめ、2017年秋に本格的に作品制作に乗り出し、立体的に見えるトリックアートを得意とし、日常のちょっとした光景を切り取った作品を描いている。

ぼんぼんさんは大阪府生まれ、大阪芸術大学映像学科を卒業、色鉛筆画教室の講師を務めている。絵については原則「どんなものでも描く」スタイルで、SNSや個展などを通じて作品を発表している。

三賀亮介さんは2022年に大阪芸術大学美術学科日本画コースを卒業し、主に関東圏のギャラリーで作品を発表している。

石川@色鉛筆さんは奈良県生まれ、大阪成蹊女子短期大学デザイン美術科を卒業、出版社デザイン室に就職、現在は水彩色鉛筆で花や雑貨などを描いている。

リヒトさんは2019年より色鉛筆画の制作をはじめ、2021年1月から色鉛筆画家ユニット「イロドリアル」に所属している。光と闇をテーマに作品の制作をしており、細密描写を得意としている。

会期中、22日から27日の15時から18時まで会場で「イロドリアル」によるライブドローイングを実施する。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。入場は無料。購入希望者には22日8時45分より丸善・丸の内本店1階正面入口前で原画購入整理券を抽選で配布する。

また、3月31日から4月2日まで「バックス画材」の2階ギャラリー(京都府京都市左京区一乗寺樋ノ口町11)で「イロドリアル原画展」を開く。入場は無料。開場時間は11時から18時30分(最終日は17時)まで。