日本橋「BLUE GIANT」、立川監督挨拶、Dolby上映で手拍子、拍手も

【銀座新聞ニュース=2023年3月15日】阪急阪神東宝グループで、映画の制作配給、演劇の興行などの国内最大手、東宝(千代田区有楽町1-2-2、東宝日比谷ビル、03-3591-1221)内で映像ソフトなどの制作・販売を手掛ける東宝映像事業部(同)は3月20日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「BLUE GIANT」の監督の立川譲さんによるティーチイン舞台あいさつを開く。

現在、一般公開されている「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」((C)2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会(C)2013石塚真一/小学館)。

20日18時の回上映終了後に、監督の立川譲さんが舞台に登場してティーチインを開く。また、この回の上映中は、本編の4分の1を占めるライブシーンで、手拍子も拍手もOKとなっている。また、「Dolby Atmos(ドルビー・アトモス)」による最高の音響で極上のジャズライブを映画館で体験できるとしている。

ウイキペディアによると、「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」はマンガ家の石塚真一さんがマンガ誌「ビッグコミック」(小学館)にて2013年10号から2016年17号まで連載したジャズを題材としたマンガ作品(第1部)が原作で、2016年18号からはヨーロッパに舞台を移した第2部「BLUE GIANT SUPREME(ブルージャイアント シュプリーム)」が2020年9号まで連載され、2020年11号からはアメリカを舞台とした第3部「BLUE GIANT EXPLORER(ブルージャイアント エクスプローラー)」が連載されている。

2022年6月時点でシリーズ累計発行部数は840万部を記録している。本作を執筆するにあたり、名門ジャズ・レーベル「ブルーノート・レコード」の1950年代から1960年代におけるアルバムジャケットのデザインが参考にされている。

また、「SUPREM」単行本9巻以降と「EXPLORER」では、「story director(ストーリーディレクター)」の肩書きで「NUMBER 8」が著者名に併記されており、第1作からの担当編集者の別名義とされている。今回のアニメ化に際しては、「NUMBER 8」が脚本を手掛けており、ピアノ奏者の上原ひろみさんが音楽を担当し、劇中曲も演奏している。また、サックスは馬場智章さん、ドラムは石若駿さんが担当している。

物語は仙台に暮らす高校生・宮本大はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けているところからはじまる。卒業と同時に上京した大は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。

ある日、ライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会った大は彼をバンドに誘い、大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり3人組バンド「JASS(ジャス)」を結成し、楽譜も読めずただひたすらに全力で吹いてきた大と、幼い頃からジャズにすべてを捧げてきた雪祈、初心者の玉田は、日本最高のジャズクラブに出演して日本のジャズシーンを変えることを目標に、必死に活動を続けていく。

立川譲さんは1981年生まれ、日本大学芸術学部を卒業、アニメ制作会社「マッドハウス」に入社、2007年に「牙-KIBA」の第51話「風吹く場所へ」にて演出家デビューし、その後フリーランスとなり、「アニメミライ2013」の一作として公開された「デス・ビリヤード」では監督に加え、原作・脚本も担当し、2015年には「デス・パレード」にてテレビシリーズ初監督を務め、2018年に「名探偵コナン ゼロの執行人」の監督を務めた。

チケットはすでにパソコンと劇場窓口で販売しており、料金は一般1900円、学生1500円。高校生以下3歳以上1000円。ただし、「DOLBY ATMOS鑑賞料金」200円が上乗せされる。