コンビニ7社2月売上高6%増、12カ月連続、店舗数は減続く

【銀座新聞ニュース=2023年3月21日】日本フランチャイズチェーン協会(港区虎ノ門3-6-2、第2秋山ビル、03-5777-8701)は3月20日にコンビニ7社の2月の統計調査を発表した。

八代目儀兵衛はセブン‐イレブン・ジャパンと「京の米老舗 八代目儀兵衛」監修のおにぎりを共同開発し、全国のセブン‐イレブン店で3月21日より発売する。低温精米とお米のブレンドで「粒立ち」がよく、「米の持つ甘み」を引き出したおにぎりで、「梅ひじき」(151.2円)、「牛そぼろ」(162円)、「ちりめん山椒」(162円)「昆布だしで炊いただしむすび」(税込129.6円)がある。

同統計調査はセイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン・デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソンのコンビニ7社の動向(既存店ベース)をまとめている。

売上高は前年同月比5.7%増の8134億8400万円と12カ月続けてプラスとなった。2月は3年ぶりに行動制限がなく、好天に恵まれたことや、全国旅行支援などにより、行楽需要が増え、おにぎり、パン、カウンター商材、ソフトドリンクなどが好調に推移し、前年を上回った。また、客単価も5カ月続けて前年を上回っている。

商品別では全体の35.8%を占める「日配食品」が同5.6%増と12カ月続けてプラス、26.2%を占める「加工食品」が同7.1%増と10カ月続けてプラス、32.3%を占める「非食品」が同2.9%増と5カ月続けてプラス、5.7%を占める「サービス」が同16.5%増と3カ月ぶりにプラスに転じた。

「日配食品」はコーヒーなどのカウンター商材、おにぎり、弁当などの米飯類、パン、調理パン、惣菜類、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナーなど)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズなど)、ちくわ類などの練物、ケーキなどの生菓子、サラダ、デザート類など。

「加工食品」は生菓子以外の菓子類、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、ビール、ワイ1ンなどのアルコール飲料、食塩、砂糖、味噌、しょう油などの調味料、コーヒー、お茶などの嗜好品、米穀、乾物、各種の缶・瓶類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品など。

明治は3月27日より全国のコンビニで「明治ブルガリア フローズンヨーグルトデザート ブルーベリー」(85ミリリットル、税込172円)を発売する。ヨーグルトを配合したアイスと、ブルーベリーの風味を味わえる。

「非食品」はたばこ、雑誌、新聞、衣料品、袋物類、文具類、乾電池、テープ、フィルム、電球・蛍光灯、燃料、サングラス、園芸用品、ゲームソフト、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙など。

「サービス」はPOSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チケット、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券、クリーニングなど。ただし、電力料金などの公共料金などの扱いは含まない。

店舗数は同0.1%減の5万5852店と9カ月続けて前年実績を下回った(2023年1月5万5787店、2022年12月5万5838店、11月5万5825店、10月5万5830店、9月5万5872店、8月5万5926店、7月5万5914店、6月5万5887店、5月5万5904店、4月5万5922店、3月5万5912店、2月5万5931店、1月5万5956店。

2021年12月5万5950店、11月5万5928店、10月5万5938店、9月5万5949店、8月5万5940店、7月5万5931店、6月5万5890店、5月5万5889店、4月5万5868店、3月5万5828店、2月5万5897店、1月5万5911店、2020年12月5万5924店、11月5万5906店、10月5万5872店、9月5万5852店、8月5万5841店、7月5万5797店、6月5万5782店、5月5万5769店、4月5万5772店、3月5万5710店、2月5万5460店、1月5万5581店)。

また、前月比では2023年2月が1月を上回り、2カ月ぶりに前月を上回っている。

来店客数は4.8%増の11億2462万人と2カ月続けてのプラスだった。客単価は同0.8%増の723.3円と5カ月続けて前年を上回っている。