大丸松坂屋画廊で池口友理、珠羽、北川朔、吉田紋ら若手作家展

【銀座新聞ニュース=2023年3月23日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は3月23日から4月5日まで「アートまみれVol.2」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で3月23日から4月5日まで開かれる「アートまみれVol.2」に出品される坂井美里さんの作品「承認欲求」。

「皆さんの生活がアートで埋め尽くされますように」という思いから、2022年より始まった20代から30代の若手作家による「アートまみれ」の2回目を開く。20代から30代の若手作家は「何を考え、何を表現するのか?各々のスタイルを持った期待のアーティスト達が産み出すアート」を展示販売する場だ。

今回は2週にわたって開き、3月23日から29日のパート1はポップアート、現代アート的なスタイルの作品を描く作家、3月30日から4月5日のパート2は人物画を中心に描く作家を中心に展示する。

パート1の作家は池口友理さん、石橋美香さん、上渕(うえぶち)翔さん、大沢愛(まな)Mana Osawaさん、大橋由香さん、片岡真梨奈さん、久保亜紀子さん、 桑野美紗さん、小林望美さん、Sai(サイ)さん。

坂井美里さん、坂田樹(いつき)さん、珠羽(しゅう)さん、NEWBONE(ニューボーン)さん、濵田千晴さん、林和輝さん、藤原悠里さん、淵上直斗さん、吉田絵美さんの19人。

パート2の出品者は赤池ももこさん、itabamoe(イタバモエ)さん、伊藤美園さん、内田 恵さん、河原佳幸(かわはら・よしゆき)さん、北川朔(さく)さん、鯉江(こいえ)桃子さん、今野樹里恵(じゅりえ)さん、佐々木茜さん、神野歌音(じんの・かおん)さん。

竹田涼乃(すずの)さん、新家未来(にいのみ・みく)さん、門田(もんだ)奈々さん、柳田真理さん、山下千里(ちさと)さん、山本晴日(はるひ)さん、山本真矢さん、吉田紋(あや)さんの18人。

池口友理さんは1985年三重県生まれ、2009年に京都工芸繊維大学を卒業、この間、2006年に1年間、フランス・パリのラヴィレット建築大学に留学し、2010年に第144回日図創作図案総合展で経済産業大臣賞(2011年第146回展で日本図案家協会会長賞)、2011年に「第15回フラッグアート2011in GIFU(イン・ギフ)」で岐阜市長賞(2012年第16回で優秀賞)。

2018年に「UNKNOWN ASIA(アンノウン・アジア)2018」でレビュアー西谷月彦賞(2019年にレビュアー鈴木信輔賞、2020年にJudge審査員小林功二賞、審査員永井秀二賞、レビュアー小吹隆文賞)などを受賞している。

石橋美香さんは1992年神奈川県生まれ、2015年に横浜美術大学を卒業、ペン細密画を制作している。

同じく出品される鯉江桃子さんの「喧騒をぬけて」

上渕翔さんは熊本県生まれ、2007年に筑波大学芸術専門学群洋画コースを卒業、2021年に「いい芽ふくら芽in Tokyo(イン・トウキョウ)2021」で八犬堂賞を受賞している。

大沢愛Mana Osawaさんは2000年神奈川県横浜市生まれ、中学を卒業後、2016年に「ターナーアワード」で優秀賞、2017年に「第27回紙わざ大賞27」で入選、2019年に「ポコラート全国公募vol.9」で入選、2020年に「第3回写真出版賞アート部門」で奨励賞、2021年に「いい芽ふくら芽inTokyo 2021」で優秀賞を受賞した。

大橋由香さんは2019年に「IAG AWARDS(アワード)大賞」でギャラリー賞を受賞している。

片岡真梨奈さんは1994年広島県生まれ、2020年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科金工専攻を卒業、2021年に「第1回奥野ビルギャラリーズ アート展」で佳作、「OPEN World Exhibition (オープン・ワールド・エクシビション)2021」でグランプリ、「第20回全国0・SM公募大賞展」で奨励賞、「第26回アートムーブコンクール」で入選、「いい芽ふくら芽in Fukuoka(イン・フクオカ)」で八犬堂ギャラリー賞などを受賞している。

久保亜紀子さんは1986年千葉県生まれ、2011年に東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業している。

桑野美紗さんは2021年に「いい芽ふくら芽in Nagoya(イン・ナゴヤ)」で入選している。

小林望美さんは1991年茨城県生まれ、2014年に群馬大学教育学部芸術表現系美術専攻を卒業、2016年に「KENZAN(ケンザン)2016」でロウワーアキハバラ賞、2017年に第2回星乃珈琲店絵画コンテストで佐藤俊介審査員の優秀賞を受賞している。

Saiさんは2022年に「いい芽ふくら芽 in NAGOYA(イン・ナゴヤ)2022」で入選している。

坂井美里さんは佐賀大学美術工芸課程を卒業、武蔵野美術大学通信教育課程に在学、2011年に第11回福知山市佐藤太清賞公募美術展で佐藤太清賞、2012年に佐賀県美術協会展で佐賀県芸術文化育成基金賞(2019年に佐賀県芸術文化協会賞)、2015年に英展で入選、2019年に世界絵画大賞展で入選、2022年に「いい芽ふくら芽 in NAGOYA(イン・ナゴヤ)2022」でArtglorieux(アールグロリュー)賞を受賞している。

坂田樹さんは1996年愛知県生まれ、2019年に名古屋芸術大学デザイン学部スペースデザインコースを卒業、2020年から工房兼ギャラリー「NoSiA(ノシア)」(愛知県春日井市)を共同運営し、2022年4月から廃材造形作家として活動し、2022年に「いい芽ふくら芽 in NAGOYA(イン・ナゴヤ)2022」で入選している

珠羽さんは2001年徳島県生まれ、愛知県立芸術大学を卒業、2018年に「TURNER AWARD(ターナーアワード)2018」で高等学校優秀賞(2019年も)、同年に「Liquitex THE CHALLENGE (リキテックス・チャレンジ)2018」で入選、中国・四国地域賞(2019年、2020年、2021年も入選)、同年に第46回徳島市芸術祭美術展彫刻部門で徳島市文化復興公社賞。

2020年に「第4回PADICO Creative Award(パジコ・クリエイティブ・アワード)」ねんど/造形部門でゴールド賞、同年に精華AWARD(アワード)2020で奨励賞、同年にABTアートコンテスト2020で立体・クリエイティブ部門賞、2020年に「いい芽ふくら芽2020」で入選、「いい芽ふくら芽in NAGOYA」でグランプリ、「いい芽ふくら芽in KYOTO」で優秀賞などを受賞している。

濵田千晴さんは1994年鹿児島県生まれ、2017年に平成28年度武蔵野美術大学を卒業、卒業時に卒業制作で優秀賞、2019年に同大学大学院造形研究科修士課程美術専攻日本画コースを修了している。2017年に公益財団法人「佐藤国際文化育英財団」の第27期生奨学生に選ばれている。

林和輝さんは1993年新潟県生まれ、愛知県立芸術大学を卒業、同大学大学院日本画領域修士課程を修了している。

藤原悠里さんは1986年佐賀県生まれ、慶応義塾大学文学部社会学専攻を卒業、2017年に第9回渋谷芸術祭第4回SHIBUYA AWARDS(シブヤアワード)でオーディエンス賞、2021年に「いい芽ふくら芽」で入選している。

淵上直斗さんは1995年兵庫県神戸市生まれ、2018年に関西大学システム理工学部物理・応用物理学科を卒業、富士通にシステムエンジニアとして勤務、2021年に富士通を退職し、作家活動に専念している。2022年に「いい芽ふくら芽 in Tokyo 2022」で入選、TOMOHIKO YOSHINO GALLERY(トモヒコ・ヨシダ・ギャラリー)賞を受賞している。

吉田絵美さんは1988年京都府生まれ、2011年に近畿大学文芸学部芸術学科ガラス芸術コースを卒業、2017年に「ART MOVE(アートムーブ)#22」で入選(2018年、2019年も入選、2020年にアートふるなび賞)、「近代日本美術協会春季展」で新人優秀賞(2018年に記念賞、2019年に奨励賞)、「近美関東美術展」で大賞(2018年も大賞、2019年に特選)、「公募第44回近代日本美術協会展」で新人賞(2018年に近美未来賞、2019年に近美理事長賞)。

2020年に「2020ZERO(ゼロ)展」で大賞(2021年に入選)、2021年に「いい芽ふくら芽in TOKYO 2021」で入選、「アートカクテル主催第4回公募展情熱」でオーディエンス賞、圓子カフェ賞、galleryMOUTH(ギャラリーマウス)賞、第48回近代日本美術協会展で内閣総理大臣賞を受賞している。

赤池ももこさんは山梨県生まれ、2010年に武蔵野美術大学を卒業、2012年に第79回日本版画協会版画展で賞候補(2017年に入選)、第89回春陽展で入選、第57回CWAJ現代版画展で入選、スペインの第32回カダケス国際小版画展で入選、2017年に「KENZAN2017」でC-DEPOT(デポット)賞、第6回東京国際ミニプリント・トリエンナーレで入選、第24回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞で入選している。

2019年にブルガリアの「Mini Print Kazanlak(ミニプリントカザンラク)2019」で入選、スペインの「Mini Print International of Cadaques(ミニプリント・インターナショナル・オブ・カダク)2019」で入選、英国の「National original print exhibition(ナショナル・オリジナル・プリント・エクスシビション)2019」で入選、英国の「Print International(プリント・インターナショナル)2019」で入選、アワガミ国際ミニプリントで賞候補、萱アートコンペ2019で入選、2020年に第87回日本版画協会展で入選(準会員推挙)、第19回南島原市セミナリヨ現代版画展で長崎新聞社賞、第2回TKO国際ミニプリント2020で入選、2022年に第1回極小版画コンテストで 文房堂賞などを受賞している。

itabamoeさんは1991年生まれ、文化服装学院アパレルデザイン科を卒業、アパレルメーカーでファッションデザイナーとして働き、2015年からイラストレーターとして独立した。

内田恵さんは1990年東京都生まれ、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程を修了している。

河原佳幸さんは1980年埼玉県生まれ、慶應義塾大学文学部を卒業、2014年に東京藝術大学日本画専攻を卒業、2016年に同大学大学院美術研究科修士課程文化財保存学保存修復日本画を修了、現在、明古堂で仏像修復に従事している。

北川朔さんは1992年宮崎県延岡市生まれ、2016年に女子美術大学芸術学部美術学科日本画専攻を卒業、2018年に「KENZAN(ケンザン)2018」でカジキ美術賞、2020年に美の起原展で入賞している。

鯉江桃子さんは1982年愛知県生まれ、2006年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業、2015年に企業コラボアート東京2015公募展で準グランプリ、2016年にACTアート大賞展で優秀賞、2018年に「KIZUNA(きずな)2018来場者の投票による大賞セレクション展」で大賞を受賞している。

今野樹里恵さんは1996年埼玉県生まれ、2018年に創形美術学校ファインアート科版画専攻を卒業、2017年に「ACTアート大賞展2018」プリント部門で優秀賞、2019年に日本版画協会第87回版画展で入選、2020年に「FEI PRINT AWARD」で入選している。

佐々木茜さんは1986年神奈川県生まれ、2010年に多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業、2016年に「第5回FEI PRINT AWARD」で入選している。

神野歌音さんは愛媛県生まれ、東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻に在籍、2020年に東京展で推薦賞、2021年にIAG AWARDS 2021で協同組合美術商交友会賞、オーディエンス賞などを受賞している。

竹田涼乃さんは1996年長崎県生まれ、2018年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業している。2013年に長崎県美術展で長崎新聞社賞、2015年に第3回東京装画賞で坂川栄治賞を受賞している。

新家未来さんは1992年愛知県生まれ、2014年に愛知県立芸術大学日本画専攻を卒業、在学中の2013年に三菱商事アート・ゲート・プログラムの奨学生に選ばれ、2014年に「第9回CBC翔け!二十歳の記憶展」で準グランプリ、2016年に同大学美術研究科博士前期課程日本画領域を修了、修了時の作品が優秀作品賞を受賞し、大学買い上げとなる。

門田奈々さんは1980年生まれ、2004年に東京藝術大学デザイン科を卒業、2013年に空想美術大賞展で入選、2014年に「Heart Art in Tokyo(ハート・アート・イン・トウキョウ)」で新人賞、「くまもと描く力」グランプリ部門で入選、ふるさと部門で入選、第6回お菓子の香梅アートアワード」で奨励賞などを受賞している。

柳田真理さんは1985年埼玉県生まれ、2009年に明星大学造形芸術学科(日本画専攻)を卒業、2019年に「KENZAN(ケンザン)2019」で池永康晟(やすなり)賞を受賞している。

山下千里さんは1994年東京都生まれ、2019年に筑波大学大学院人間総合科学研究科を修了、2018年に第2回新日春展で入選、第8回前田青邨記念大賞展で入選、ACTアート大賞展2018で優秀賞などを受賞している。

山本晴日さんは1997年静岡県生まれ、2021年に愛知県立芸術大学美術学部美術科日本画専攻を卒業している。

山本真矢さんは1993年北海道帯広市生まれ、学習院女子大学国際文化交流学部国際コミュニケーション学科を卒業、2015年に第100回記念二科展絵画部で入選(2016年、2018年、2019年にも入選)、2018年にシェル美術賞展で入選、オーディエンス賞第2位、2019年に第3回ホキ美術館大賞で入選、2020年に21世紀のメッセージ展岐阜展で入選、国際平和美術展京都展で入選、「10th DISCOVER THE ONE ART 2020 in Paris(第10回ディスカバー・ザ・ワン・アート2020イン・パリ)」で審査員特別賞、国際平和美術展リトアニア展で 入選している。

2021年に「WORLD PEACE ART EXHIBITION(ワールド・ピース・アート・エクスシビション)2021」で入選、日本の美術全国選抜作家展で入選、「MINERVA(ミネルバ)2021京都展」で入選、「MINERVA2021 ロンドン展で入選、21世紀のメッセージ展で入選、WORLD PEACE ART EXHIBITION 2021 in New York」で入選、2022年に「いい芽ふくら芽inSapporo 」で入選、K写実アートコンクールで奨励賞、2023年に美術新人賞デビュー2023で入選している。

吉田紋さんは1998年兵庫県生まれ、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コースに在籍、2021年に第56回神奈川県美術展で入選、同年に第6回星乃珈琲店絵画コンテストで佳作、第2回関西アートコンペで入選、2022年に第49回創画展で入選、2023年に第41回上野の森美術館大賞展で入選、第49回東京春季創画展で入選している。

開場時間は10時30分から20時(29日と最終日は18時)まで。入場は無料。