WWFジャパンが25日20時30分からEARTH HOUR、1時間の消灯を

【銀座新聞ニュース=2023年3月24日】公益財団法人「世界自然保護基金ジャパン」(WWFジャパン、港区三田1-4-28、三田国際ビル、03-3769-1241)は3月25日20時30分から21時30分まで「EARTH HOUR 2023」を実施する。

WWFが世界に呼びかけている毎年3月最終の土曜日夜に1時間だけ消灯する「EARTH HOUR 2023」のフライヤー。

企業や店舗、飲食店、個人などが同じ日、同じ時刻に消灯することで、地球温暖化防止と生物多様性の保全の意志を示すというイベントで、2007年にWWFオーストラリアで始まり、日本では、2010年からWWFジャパンが主体となって開いている。

2022年には過去最多となる全世界で192の国と地域が参加した。毎年3月の最終土曜日(2023年3月25日)の現地時間20時30分を迎えた地域から順次消灯し、日付変更線に近い南太平洋諸国から地球を1周する消灯リレーとなる。

また、「EARTH HOUR(アースアワー)」は2007年から主に気候変動の問題に注力してきたが、2018年からは自然や生物多様性の損失もテーマに含めている。

WWFジャパンによると、生物多様性への関心は高まっているが、言葉の意味を知っている人は約3割にとどまり、世界の生物多様性の豊かさを示す数値は過去50年間で69%低下している。WWFでは2030年までに生物多様性の損失を回復軌道に乗せる、自然の損失を停止、または反転させる「ネイチャー・ポジティブ(Narute Positive)」という目標を設定している。