【銀座新聞ニュース=2023年9月6日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル地下2階、03-5568-1233)は9月7日から24日まで井上佐藤さんによる原画展「10DANCE」を開く。
マンガ家の井上佐藤さんが「ヤンマガWeb」(講談社)にて連載している「10DANCE(テンダンス)」の原画や2019年にヴァニラ画廊で開いた個展の際に紹介できなかった原稿などを展示する。また、井上佐藤さんの初期のBL作品の直筆原稿、エロティックシーンも展示し、現在のデジタル作画までに至る井上佐藤さんの画業の変遷を紹介する。さらに、複製原画や特製オリジナルグッズも販売する。
「10DANCE(テンダンス)」は2011年から2015年まで「麗人」(竹書房)と「麗人Bravo(ブラボー)!」(同)にて連載された後、一時休止を経て、2016年から「ヤングマガジンサード」(講談社)に移して連載が再開され、2021年Vol.6から「月刊ヤングマガジン」(同)に移籍し、2021年12月31日から「ヤンマガWeb」に移籍して、連載を続けている。
単行本は竹書房では2013年から2014年にかけて2巻が刊行され、その後2017年から講談社で2023年1月現在、7巻まで刊行されている。
内容はラテンダンサーの鈴木信也(すずき・しんや)とスタンダードダンサーの杉木信也(すぎき・しんや)が、競技ダンス界では交わることのなかったはずなのに、とある大会をきっかけに10種のダンスを競う「10ダンス」をめざすというもの。スタンダードとラテン各5種を踊るという高度な技術とスタミナを要求される10ダンスを制覇するために2人はお互いのダンスを教えあうことになる。
井上佐藤さんは「荒野のラブストーリー」で竹書房の「第13回麗人フレッシュ漫画大賞」で努力賞、同作で2003年に「麗人」11月号でマンガ家としてデビューし、代表作に「エンドルフィンマシーン」(竹書房)、「子連れオオカミ」(竹書房)、「オオカミの血族」(竹書房)などがある。
開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日17時)。入場料はオンラインチケットが800円、当日券1000円。