松屋銀座で90人の職人が「手仕事直売所」、15回記念で鏡割りも

【銀座新聞ニュース=2023年9月11日】百貨店業界売上高で15位の松屋(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)が運営する松屋銀座店(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)は9月12日から18日まで8階イベントスクエアで「第15回銀座・手仕事直売所」を開く。

松屋銀座店で9月12日から18日まで開かれる「第15回銀座・手仕事直売所」のフライヤー。

「銀座・手仕事直売所」は2008年に始められた企画で、今年で15回目になる。陶器や木工、金属、布製品などさまざまな職人、クラフトマン、作家、デザイナーといった「作り手」約90人が会場で、「直売所」スタイルでお客に直に接客し、品物に込められた思いや技術、長くよく使うための心得や手入れ方法などについて説明できるのが特徴で、今では期間中3万4000人が訪れる催事となっている。

15回目となる今回は「集い」をテーマに、全国の作家やクラフトマン、職人、デザイナーなど約125の出店者による1万点以上の手仕事を紹介し、実演もある。また、「食」に関わる9店(人)による日替り市場や特別イベントとして47人の「乾杯のうつわ展」も開く。

実演するのは「樺細工」の「八柳商店」(秋田県仙北市角館町下中町2、0187-53-2653)が樺削り体験、「茶筒」の「開化堂」(京都府京都市下京区河原町六条東入梅湊町84-1、075-351-5788)が茶筒の製作と名入れ、木工の「大久保ハウス木工舎」(長野県松本市中山6573)がヘラ削り。

また、ほうきの「米澤ほうき工房」(長野県塩尻市広丘吉田276-28、0263-57-3848)がほうき作りを、陶器の「てつ工房」(長崎県長崎市油木町8-44、鉄ビル)の小島鐵平さんがスリップウェア絵付けを、金網製品の「金網つじ」(京都府京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町362、075-551-5500)が手編み茶こし製作を、いぐさかごの「須浪亨(すなみとおる)商店」(岡山県倉敷市茶屋町早沖、090-5268-1509)がびんかご編みなどを実演する。

食の日替り市場に出店する9店舗(人)は、「あたらしい日常料理ふじわら」(東京都小金井市梶野町5-10-58、042-316-5613)、タイ料理人のアベクミコさん、「カオリーヌ菓子店」(東京都江東区塩浜1-4-33、090-3592-9397)、「kiredo(キレド)」(千葉県千葉市若葉区小倉台5-13-4、043-232-3470)、「和菓子 薫風」(文京区千駄木2-24-5、03-3824-3131)。

「第15回銀座・手仕事直売所」で47人が作った酒器が展示される「乾杯のうつわ展」。

「ATELIER Perch.(アトリエパーチ)」(渋谷区笹塚1-22-9、080-6685-8594)、「PARLOUR HARMAS(パーラーアルマス)」(江東区清澄2-7-11、塚本ビル)、「VIVA COFFEE(ビバコーヒー)」(板橋区高島平1-38-11、プレリエ高島平、03-6906-5251)、「モコメシ SLOW GELATO in bulk(スロー・ジェラート・イン・バルク)」(台東区池之端2-7-6、03-6887-9396)。

15回記念として企画されている「47人の乾杯のうつわ展」は「相和シボリ工業」(神奈川県川崎市高津区新作3-3-2、044-888-6361)のブランド「Onami(オナミ)」、「PONTE(ポンテ)」(京都府京都市東山区祇園町南側570-210、075-746-2125)の佐藤聡さん、阿部有希さん、荒木桜子さんら47人(社)が作った酒器を展示販売する。

15日15時から鏡開きのセレモニーを初めて開く。松野屋(中央区日本橋馬喰町1-11-8、03-3661-8718)の社長の松野弘さんのほか、作り手や担当社員など20人が参加して鏡開きを行い、先着200人に「ふるまい酒」(1杯)をプレゼントする。

営業時間は11時から20時(最終日は17時)。