日本橋「宇宙に行った理由」完成上映で前澤友作と平野陽三が挨拶

【銀座新聞ニュース=2023年11月16日】配給会社のナカチカピクチャーズ(中央区日本橋堀留町2-9-2、03-3663-3734)は11月27日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「僕が宇宙に行った理由」の完成披露上映会を開く。

12月29日から一般公開される「僕が宇宙に行った理由」((C)2023「僕が宇宙に行った理由」製作委員会)。

27日9時からの上映終了後に、前澤友作さんと監督で、前澤友作さんのマネージャー兼プロデューサーの平野陽三さんが舞台に登場してあいさつする。

「僕が宇宙に行った理由」は日本の民間人として初めて宇宙旅行を成し遂げた実業家の前澤友作さんに密着したドキュメンタリーだ。

2021年5月にアメリカのスペース・アドベンチャーズ社は、同年12月に前澤友作さん(1975年千葉県生まれ)と同じ会社の平野陽三さん(1985年愛媛県生まれ)がロシアの宇宙船ソユーズMS-20により、宇宙旅行を実施する予定であると発表した。

2021年9月19日から前澤友作さんと平野陽三さんがロシアの宇宙飛行士訓練施設に入所して訓練を受けた後、11月に実施された宇宙飛行への最終試験を経て、12月8日16時38分(日本時間)、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて2人の乗るロシアの宇宙船「ソユーズMS-20」が打ち上げられた。同日22時41分(日本時間)にISSとのドッキングに成功し、日本の民間人がISSに滞在するのは初めてとなる。

ISSの滞在中に、一般から募集した「100の実験」などの様子をYouTubeで配信し、それらのいくつかはテレビ番組などでも登場して話題となった。前澤友作さんはISSに12日間滞在し、12月20日(日本時間)に地球へ帰還した。

自費で宇宙旅行者がISSに滞在するのは約10年ぶりのことで、宇宙旅行のために掛かった費用は不明であるが、アメリカのCNNテレビは前澤友作さんの総資産の15分の1に相当する100億円(2人分)をツアー会社に支払った可能性があると推測している。

映画では、前澤友作さんが少年時代にハレー彗星を見たことで宇宙に興味を抱くようになり、「どうしても、宇宙に行きたかった」と語り、2015年に民間人が宇宙へ行くことができると知った彼は、人知れず宇宙旅行に向けてプロジェクトを始動させる。

前澤友作さんの宇宙旅行に同行したマネジャーの平野陽三さんが監督を務め、ロシア・カザフスタンでの数カ月にわたる過酷な訓練生活や、2021年のロケット「ソユーズ」打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)での12日間の滞在、そして地球への帰還後まで密着。夢に向かって挑戦し続ける前澤友作さんの姿と、迫力のあるロケット打ち上げシーン、貴重な宇宙での映像を映し出す。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、16日23時59分締め切り。18日18時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。