丸善丸の内で長崎真悟「もぐらけんせつ」原画展

【銀座新聞ニュース=2023年11月10日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は11月11日から12月11日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで長崎真悟さんによる「もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち」原画展を開く。

丸善・丸の内本店で12月11日まで開かれる長崎真悟さんの「もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち」原画展に展示される絵本の表紙。

イラストレーター、デザイナーの長崎真悟さんが7月20日に絵本「もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち」(童心社、1430円)を刊行したのを記念して、原画展を開く。

童心社によると、「もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち」は町の工務店「もぐらけんせつ」が安全第一で工事を請け負い、住む人、使う人をことを考えて作業する会社で、ショベルカーやブルドーザーなど、重機たちが大活躍して建物ができていく過程を、絵で見て楽しめるおはなし絵本という。

今回はりすさん一家が相談にきて、「おうちがかたむいてしまったので、なおしてもらいたいのです」というと、もぐらの作業員たちは歌いながら、大きな乗り物に乗ってさっそく現場に向かう。りすさんの木のお家は、すっかり傾いて、今にも倒れてしまいそう。もぐらたちは、さっそく工事をはじめ、ショベルカーが木のわきの土をほり、次にクレーン車が木をひっぱり、まっすぐに直す。ダンプカーが土をはこんできて、あいた穴に土を流しこむ。最後にブルドーザーが岩や土をどかして、地面を平らにする。

次の日からは、お家の工事で、トラックが材木を運び、部屋をふやして、キッチンを新しくして、と工事がどんどん進む。

長崎真悟さんは群馬県生まれ、東京デザイナー学院グラフィックデザイン科を卒業、デザイン会社でイラスト制作を手がけたのち2018年よりフリーとして活動、アクリル絵の具を大胆に塗り重ねた、勢いと温かみのあるタッチで、恐竜や乗り物などを描く。絵本に「ぼくのきょうりゅうかんさつ日記」(徳間書店、2020年)、「もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち」(童心社)がある。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。